中京重機のオフィシャルブログです。
2025 10.03
カテゴリ: 建機、 中古重機、 木材破砕機、 重機整備、 部品、 バイオマス
こんにちは。気づけば今年も残す所2か月であっという間だと感じております。
最近は暑さも落ち着いてだいぶ過ごしやすくなりましたね。
私は何をしても快適な秋を短い時間ですが楽しみたいと思います。
さて、今回は木材破砕機の必要性とその需要について書いてみます。
企業が木材破砕機を導入するメリットは多岐にわたります。
上記の通りですが、破砕方法と破砕後にチップの形状等で
そのメリットや活用方法も変わってきます。
木材破砕機には用途や処理能力に応じていくつかの種類があります。
最終的にどのような物をゴールとするかにより全く結果が異なるので
機械選定は慎重に考えなければならないです。
また、その役割等は多岐に渡ります。
木材破砕機は、丸太・枝葉・建築廃材などを細かく粉砕し、木質チップとして再利用できる状態に加工する機械です。生成されたチップは以下のような用途があります。
発電用燃料(バイオマス発電所で石炭代替)
熱利用(ボイラー、地域暖房、温水プール、温室ハウスなど)
産業用ボイラー(製紙工場・食品工場など)
再生繊維(古紙原料) → 使用済みの紙が原料。回収し再利用が可能
非木材系原料 竹や草本等が原料とした紙
木材系原料 → 広葉樹林、針葉樹林を原料とした一般的な紙
MDF (家具、スピーカー、建具などに用いられる。)
パーティクルボード (安価で加工性が高いが、耐水性はやや弱い。家具や内装材に使用。)
OSB(強度に優れ、構造用合板の代替として建築下地に使われる。)
土壌改良材として混ぜることで通気性・保水性を向上。
家畜の敷料(牛舎・豚舎・鶏舎)利用される
キノコ栽培(特にシイタケ、エリンギ)では必須の培地原料。
上記の通り木材は人間の生活に欠かせない資源ですね。
木材の需要は無くなることは無なさそうですが、その需要と
並行して木(資源)森林も自然も守っていくためには
リサイクルは絶対欠かせませんね(^^)
個人的にですが今後の可能性として
脱炭素に向けてのバイオマスエネルギーの需要の
チップの更なる多様化と
AI等による自動化、解体廃材等の破砕機導入義務化など
色々考えられるのかなと思いました。
木材破砕機は、単なる「廃材処理機」ではなく、
資源循環と新しい価値を生み出す装置です。
林業・建設業・リサイクル業界において、
木質資源の有効活用を進めるためには欠かせない存在といえます。
これから導入を検討する企業にとっては、
を踏まえた最適な機種選定が重要になります。
H.I.
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