中京重機のオフィシャルブログです。
2025 04.18
こんにちは。
先週末、ニュースでも大きく取り上げられていましたが大阪万博が開幕しました。
開催には賛否両論ありますが、私は愛知万博の時、普段近所で食べられないような海外の食事を沢山食べることができたこともあり、食の面ではかなり興味があるので一度は行ってみたいと思っています。
大阪万博には今回、世界最大の木造建築物と呼ばれる大屋根リングがありますが、今回は木材繋がりで(少々強引ですが・・・)、木材破砕機の選び方について書いていきたいと思います。
林業や建設業、造園業など、さまざまな現場で使われており、中古市場でも人気が高い機械のひとつです。
しかし、はじめて購入を検討される方の中には、「種類が多くて違いがわからない」「中古はどこを見ればいいの?」と不安を感じる方も多いかもしれません。
今回は、そうした方に向けて、自走式木材破砕機を選ぶときに押さえておきたいポイントをご紹介します。
① まずは「何を破砕したいか」を明確に
木材破砕機といっても、破砕できる対象やサイズ、処理能力などは機種によってさまざまです。
大まかに言うと、以下のような違いがあります。
・生木・枝葉の処理が得意なタイプ
→ 柔らかく水分を多く含んだ素材に適しており、詰まりにくい構造が求められます。
・伐採木・丸太のような大径木にも対応できるタイプ
→ 強い破砕力と大きな開口部を持ち、処理能力が高められています。
・建築廃材(パレット、合板など)も混ざる前提で選ぶタイプ
→ 釘などの異物が含まれることを想定し、耐久性やメンテナンス性が重視されます。
・バーク(樹皮)を大量に処理するタイプ
→ 軽くて繊維質なバークは、詰まりやすさに配慮された排出構造や連続運転の安定性が重要です。
・刈草など、柔らかく絡まりやすい素材向けのタイプ
→ 草は刃に絡みやすいため、絡みにくいカッター構造や自動逆転機能があると安心です。
・竹を破砕することを想定したタイプ
→ 竹は硬くて弾力があり、割れにくいため、破砕刃の強度と回転力が求められます。
目的によって必要な処理能力や刃の構造も異なりますので、「どんな素材を、どのくらいの量、どの頻度で処理したいか」をお知らせいただけますと、より的確な機械をご案内することができます。
中古の木材破砕機は、外観の塗装やサビ具合よりも、内部の状態が重要です。特にチェックしたいのは次のような点です:
・エンジンや油圧の調子
・刃の摩耗や交換履歴
・コンベアや排出装置の動作
・オイル漏れや異音の有無
(Photo「エンジン」「刃」「コンベア」)
ただし、こうした点は実際に動かしてみないと分かりにくく、写真だけでは判断しづらいことも多いのが実情です。
そのため、当社としてはお客様に直接機械を見ていただきたいというのが本音です。もし気になる機械があれば事前に、「現状の使用可能レベル」「メンテナンスが必要な箇所」などをご説明しますので、遠慮なくお問い合わせいただければと思います。
また当社ホームページ内の機械リストの中には、現状での機械状態、整備済の機械では整備内容などをPDFファイルで公開していますのでそちらもご参考ください。
中古の環境リサイクル機は決して流通量が多い機械ではありません。
特に「程度の良いもの」「使用時間が短いもの」は、公開後すぐに売れてしまうケースも珍しくありません。
また、同じ型番でも状態やオプション仕様が大きく異なることもあるため、「しばらく見てから決めよう」と考えていると、狙っていた機械が他のお客様に売れてしまうこともあります。
そのため、「こんな機械が出たら検討したい」「この条件に近いものがあれば知らせてほしい」など、事前にご希望を伝えておいていただけると、当社でも今後提案がしやすくなります。
中古機のメリットは、なんといっても導入コストが抑えられること。
とはいえ、年式や使用時間によっては、購入後に整備や部品交換が必要になることもあります。
当社では、必要に応じて「整備済み」「現状渡し」など、状態の違いもきちんと説明しています。価格だけでなく、「どこまで整備されているか」も含めて比較・検討していただくのが安心です。
よく分からなくても大丈夫。まずは相談を
「破砕機ははじめてなので、何を基準に選べばいいか分からない」というお声はよくあります。
その場合も、「何を破砕する予定か」「1日にどれくらい処理したいか」「トラックに積めるサイズか」など、ざっくりした内容でも構いません。できるだけ近い条件の機械をご提案いたします。
中古の自走式木材破砕機は、用途に合った機械を選べば現場の大きな戦力になります。
1台ごとに状態が異なるため、「この機械が自分の現場に合っているか?」をしっかり確認することが大切です。
タイミング次第で条件に合った良い機械と出会えることもありますので、ぜひお気軽にご相談ください。
破砕対象により機種選びは変わります。生木・草・竹・バークなど素材に合った選定が重要です。
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