中京重機のオフィシャルブログです。
2025 05.30
カテゴリ: 環境機械、 自走式スクリーン、 中古、 中古重機選び
皆様、こんにちは。
気温、湿度の変化になかなか対応しづらい毎日ですがいかがお過ごしでしょうか。
今回は最近弊社で取り扱い実績の多い自走式スクリーンについてブログにしたいと思います。
建設現場・解体現場・砕石場・産廃リサイクル施設など、さまざまな現場で活躍する自走式スクリーン。
その導入メリットは大きい一方で、選別方式や機種の違いを理解しないまま選ぶと、稼働現場とのミスマッチが起こることもあります。
本記事では、「中古自走式スクリーンを導入したいが、どれを選べばいいかわからない」という方に向けて、
処理対象別・現場条件別の選定ポイントをわかりやすくまとめました。中古環境機械の選び方でお悩みの方はぜひ参考にしてください。
自走式スクリーンとは、クローラーやタイヤで移動可能な”ふるい分け機・選別機”のことです。
ふるい分け作業が行われる以下のような現場で特に生産性向上などの需要があります。
•解体現場でのコンクリートガラ選別
•砕石・採石場での砕石・砂利の粒度分け
•リサイクル施設での木材チップや腐葉土の選別
•建設残土の処理や分別
そして中古機であれば、初期費用を抑えて導入でき、納期・納車までの期間が短縮できる即戦力の設備として活躍します。
自走式スクリーンを選ぶ際には”どのような素材をどれくらい選別したいのか”を明確にすることが大切です。それに応じた機種選定を行うことになります。そこを誤ってしまうと処理能力が不足したり、機械トラブルにつながることもあるのです。代表的な選別対象と、それに適した中古自走式スクリーンの選別方式を紹介します。
■トロンメル式(ドラム式)
→粘土質の土や腐葉土など湿気を含む細かい素材に最適
回転したドラム内部でふるい分けるため、目詰まりが起きにくく安定稼働が可能。
植栽土壌の処理やグリーンリサイクル現場におすすめです。
■バイブレーション式(振動式)
→乾燥した 砕石・乾燥ガラに対応
高振動でスピーディかつ均一な選別を実現。建設系残材の選別にも適しています。
■ ロータリー式
→ 木材チップ・軽量廃材向け
スクリーンデッキ全体が横回転することで、オーバー材の縦抜けを防ぎつつふるい分けします。
バイオマス発電用チップ選別にも活用されています。
砕石場や採掘現場では、ふるい分けの精度と同時に現場内での移動性・設置性が重視されます。自走式スクリーンは次のような課題を解決できます。
•プラント設備では対応しにくい仮設連場での中間処理
• 掘削位置に応じた臨機応変な設置・移動
•出荷前選別による製品品質の安定化
また、中古機であれば即納も可能なため、「今すぐ導入したい」というニーズにも応えやすいのが特徴です。
中古の自走式スクリーンを選ぶ際のポイントは次の3つです。
1.処理素材と粒度に適したスクリーン方式を選ぶ
2.現場条件(設置スペース・傾斜・足場に合うサイズ・足回りを選ぶ
3. 排出コンベア・他機との連携性をチェックする
上記に加えて選別作業の現場によっては、ダンプ積込みのしやすさ・選別後の再投入ルートなど、運用オペレーションとの相性も考慮が必要です。
中京重機では、投入予定の選別作業に最適な中古自走式スクリーンのご提案・整備・納品まで一括で対応しています。中古選別機をはじめ、環境リサイクル機械について経験豊富な重機整備士が点検・整備を担当しています。そのため購入された中古の自走式スクリーンの稼働前後でのサポートも行っております。
•即戦力の中古機をお探しの方
•現場のふるい分け作業をもっと効率化したい方
•スクリーンの入れ替え・増設をご検討中の方
上記の事でお悩みいの方、まずは現場の状況をお聞かせください。ご要望に応じた機種をご提案いたします。
自走式スクリーンは、その性能やサイズ、方式によって得意な素材や現場が異なります。特に採掘現場では、処理対象が大型かつ硬質であることが多く、耐久性と処理能力、走行性能のバランスが重要です。
選定にあたっては、以下のような点を押さえておくと良いでしょう:
・処理対象素材と粒度に合った方式
・現場の環境(広さ・傾斜・移動頻度)
・他の機械との連携を考えた排出構造や大きさ
現場ごとの課題や用途を明確にし、最適な1台を選んでみてください。
もちろん一緒にお探ししますので是非一度お問い合わせください。
Y.O.
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