中京重機のオフィシャルブログです。
2025 07.04
営業の平賀です。
第8回 国際 建設・測量展(CSPI-EXPO2026)に行ってきました。
先日開催されたCSPI-EXPOで、日本キャタピラーのブースに注目が集まっていました。展示されていたのは、なんと1990年代初頭の油圧ショベル「CAT 320」のリビルド機。年季の入った機体ですが、見た目以上に中身は刷新されており、その存在感に思わず足を止めてしまいました。
驚くべきは、その年代の機種の部品が今でも調達可能であるという事実。部品供給体制の充実ぶりは、まさにアメリカ的とも言えるスケール感。日本では35年以上前の建設機械の部品を手に入れるのはかなり難しいのが実情ですが、キャタピラーはそれを可能にしています。
このリビルド機は、高知県のユーザーが実際に使用しているものだそうです。もちろん、地方に限らず全国各地に「長年使い慣れた機械をそのまま使い続けたい」というニーズは根強くあります。機械の見た目はそのままでも、中身を必要に応じてリフレッシュ。使える部品は再利用し、パワーラインなど重要な部分に予算を集中投下する。まさに合理的で実用的な選択です。
近年は新車価格の高騰もあり、コストを抑えたいユーザーにとってリビルドは現実的な選択肢のひとつ。また、最新機種は高性能すぎて、操作に戸惑うオペレーターも少なくありません。さらに、現代のエコフレンドリーな建機はセンサーだらけ。ちょっとしたトラブルでエンジンがかからなくなることもしばしば。その点、昔のモデルは操作がシンプルで故障も少ないというメリットがあります。
「新車は手が届かない」「でも中古はちょっと不安」というユーザー層にとって、メーカー純正のリビルド機はまさに理想的なソリューション。他メーカーでも認定中古車やパワーライン保証付きなどの施策を展開していますが、キャタピラーの取り組みは一歩も二歩も先を行っている印象です 。
中古機械であっても、メーカーが正面から推し出してくる姿勢は非常に新鮮。CSPIのような大規模展示会で、ここまで堂々と「リビルド」という選択肢を見せてくれたのは、おそらくキャタピラーだけだったのではないでしょうか。
建設機械の未来は、必ずしも「新車」だけではない。そんなことを強く感じさせてくれる展示でした。
CSPI-EXPOで注目を集めた「CAT 320」のリビルド機。部品供給体制の充実度合を伺わせます。
リビルド機の魅力をしっかりと感じた展示でした。
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S.H.
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