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2016 01.27

東京モーターショー2015「Running ahead」__三菱ふそうの展示車両に見る建設重機のこれから。

投稿者: A.S.

カテゴリ: 三菱ふそう東京モーターショー重機建機建設機械

2年に一度、開催されるくクルマの祭典で観てきた働くクルマの今とは?働くクルマがダサい、うるさい、うっとうしいと言うのは過去の話でした。今回は三菱ふそうトラック・バス株式会社のブースの紹介を通じて、重機・建機業界の将来を考えました。

 

2016年_東京モーターショー_三菱ふそうブース.jpg

東京モーターショーで建設重機の現在を見てきました。

世界一のテクノロジー・モーターショーを謳う東京モーターショーも1954年の第一回から60年以上の歴史を重ね44回目。今回のテーマは「TECHNOLOGY&FANTASY」がコンセプトとの事。

最新のテクノロジーが人びとに心躍るような体験を提供する事がそのねらいだそうです。世界11か国から約160社が出展し、ワールドプレミア(世界初公開)の車輌は75台。事実、国内のメーカーは全て出展をしていますし海外からも名だたるトップメーカーが会場の東京ビッグサイトを所狭しと占拠していました。

事前のプレス向け内覧会の際にニュースでも取り上げられたように、今回の特色は自動運転や運転支援(ぶつからない技術)に象徴される次世代自動車による新しい暮らしやビジネスの具現化だと予想はしていました。

しかし、実際に行ってみると意外な新発見がいろいろとあり、重機や特殊車輌の業界にもそんな影響が見て取れるチャレンジがなされていることに驚きました。クルマに代表される日本のものづくり産業とそれにかかわる人々の明日への取り組みを垣間見る1日を紹介いたします。


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スーパースポーツカーやコンパニオンなど見どころは盛りだくさん。

当日は日曜日の午後という事もあってなかなかの人だかり、メインゲートから会場へと向かう通路はどこも来場者で埋め尽くされていました。
公式の発表では10月18日から11月8日までの期間中81万2500人の来場だったそうですが、近年若者のクルマ離れがさけばれるなか意外にも多種多様な客層が来場していたようです。

ご存知の方も多いと思いますが、会場はメイン通路を挟んで東第1会場と第2会場、さらにメインゲート右側の西会場をあわせ83,000m2もあるビッグサイトのすべてのホールを使用しているためお気に入りのメーカーの目当てのクルマを見るにはあちこち歩き回る必要があり、丸一日を使っても網羅するのには大変な広さです。

世界5大モーターショーの一つでもある東京モータショーともなると展示会関連に携わる全ての関係者にとっては頂点のイベントとなるため、なかなか気合が入っています。
なかでもコンパニオンの方にとって業界では概ねオリンピックの金メダリストぐらいの拍が付くのでしょうか・・
みなさん誇らしげ、プロの顔をしていました。

さて、実際に会場を回ってみると前評判の運転支援や自動運転の新技術はどこへやら。
やっぱり人だかりのできている場所は高性能や高出力を謳う最新のスーパースポーツカーの周辺ばかりです。


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「なんだかんだ言ってもやっぱりかっこいいのが一番」なんですね!

やっぱり楽しいモーターショーは技術を競う男たちの戦場でもありました。

「いやあ、17年前もいまも変わりはないんだなあ」と思いつつも、今回の取材で大きく気が付いたことがありました。それは、商用車や商業向け車輌の出展が多いという事。

東京モーターショーともなると国内のメーカーはもちろんすべて参加していますが、これらのメーカーに様々な部品を供給するサプライヤーや関連業者も同時に出展をしています。

その数約150社。

17年前はほとんど気づきもしませんでしたが、華やかな舞台のその脇は業界を支える技術やサービスの見本市でもあるのですね。

やっぱり日本の技術を支える男たちの勝負の場でもあるのです。

さらに驚いたことには今回に限ったことなのでしょうか、きらびやかな最新乗用車と肩を並べて商業ベースのメーカーとそのコンセプトカーが大きくブースを構えて出展をしていたことです。

いすゞ自動車は新型の大型トラックと大型路線バス、日野自動車は燃料電池バスとダカールラリー参戦車、三菱ふそう自動車は小型ハイブリッドトラック、コンセプトトラックなどを出展していました。

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【日野自動車 ダカールラリー参戦車】

東第1会場はいすゞ自動車、日野自動車、三菱ふそう自動車の建設重機3社で大きく占領し、さらにはたくさんの人だかりを作っていました。
また、屋外展示場にはなりますが、車体メーカー各社も専門で展示スペースをにぎわせていました。
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バスやトラックも乗用車とおなじ「かっこいい」という価値観でたくさんの人の興味を集めていたことについては、各関係者の方々の努力と情熱を感じずにはいられませんでした。

その名も “ SUPER GREAT V SPIDER ”。

「写真?どんどん撮ってよ!」
「重機やトラックを転がすヤツらはタフでかっこよくなくちゃ!!」
そんなメッセージが伝わってくる三菱ふそうトラック・バス株式会社のブースでひときわ来場者の注目を集め、目立っていたのがコンセプトトラック“SUPER GREAT V SPIDER”。
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今回のショーにあたり三菱ふそうの皆さんの狙いは技術革新による燃費、メンテナンス性、安全性や
積載能力の向上を訴求するだけでなく、それらを使って街を作り世の中を動かしている人たちを
サポートしたいということにあるそうです。

「掴む」「掬う」「掘る」「砕く」街づくりのさまざまな場面を想定したこのコンセプトトラックは
マルマテクニカとの共同製作との事です。

便利な世の中には必ずその裏で努力をしている人たちがいて、
そのような人たちに対してこの晴れ舞台でスポットライトをあてたい、
そういう思いでこのコンセプトトラックを出展したとの事でした。

コンセプト車輌なので実のところ販売の予定は無いそうなのですが
働くクルマのパワフルさの塊のような素敵な車輌だと思いませんか?
「実際に販売されたら、動かしてみたい!」そんな気持ちになる車輌でした。

東京モーターショー出展企業に学ぶ建設重機・建設業界の将来。

今回取材した東京モーターショーでは、
特に三菱ふそうトラック・バス株式会社の特販部 松尾部長さまにお話を伺いました。

現場の第一線で活躍されている方から聞こえてくるのは、
販売のリアルな現状とともにそれらを使う
「トラックドライバー等の労働力不足」という事です。

これから人口が減少し高齢化していく日本社会のなかで、
若い労働者の確保は、どの業界でも死活問題となっていくことだと思います。

若者の自動車離れが唱えられる昨今、危機感を募らせているのは
自動車メーカーばかりではなく、
「きつい、汚い、きけん」
とひところ言われた3K職場をイメージされる業界の方々はひときわ敏感になっていることでしょう。

今回出展されている一流の製造業の方々は
そのイメージを徹底した安全衛生改善やコンプライアンス遵守等のアピールによって払拭する努力を常にされていますが、このような大きなイベントで建設重機メーカーが業界のイメージアップに必死に取り組んでいる姿を拝見すると本当にありがたい気持ちでいっぱいになりました。

事実、400馬力を超えるようなスーパースポーツカーの隣に鎮座する
このクモのお化けトラックに目をキラキラ輝かせて釘づけとなっている子供たちが
本当にたくさんいたことをうれしく思い皆様に報告したいと思います。

2016年弊社もホームページを一新してさらに良質な重機・特殊車輌の情報を提供し、
みんなの選ぶを応援して参ります。
どうぞよろしくお願い致します。
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【今回、お話を伺った三菱ふそうのみなさん】
ご協力ありがとうございました。

三菱ふそう コンセプトトラック“SUPER GREAT V SPIDER”  詳細データ

ベース車輌 
車輌型式 FV64VJR
全長(mm) 6815
全幅(mm) 2490
全高(mm) 3225
 車輌重量(kg)  -
 最大積載量(kg)   -
 ホイールベース(mm)  4520
 定員(人)  2
 最高出力(kw[ps]/rpm) 338(460)/1,800 
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)  2,500(255)/1,200
トランスミッション 12段INOMAT-Ⅱ

架装部分
第一ブーム オレンジグラップル スクラップ等荷役用途
第二ブーム クラムシェルバケット 土砂掬い上げ用途
第三ブーム オーガドリル 基礎工事用途
第四ブーム 林業用グラップル 木材荷役用途


※ブーム:パルフィンガー製
※PTO作動:第一ブーム,第三ブーム
※油圧作動:第二ブーム,第四ブーム

 

 

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