中京重機のオフィシャルブログです。
2023 02.17
カテゴリ: 重機、 中古建機、 中古重機、 修理、 スクリーン、 環境リサイクル機械、 ロシア
こんにちは。
2月も半ばに入って徐々に暖かい日が増えて過ごしやすくなってきました。
ただ気温変化が激しくなる時期でもありますので、体調を崩さないようにしたいですね。
去る2/7に株式会社諸岡様の新車発表会に参加する機会がありました。
ご存じの通り諸岡(ここからは敬称略)は茨城県竜ケ崎市に本拠を構えるメーカーで、クローラーキャリア分野において長い実績を築いておられます。
キャリア(クローラーダンプとも呼びますね)といえば諸岡、というくらい業界で広く認知されていますね。
2001年にタブグラインダーとも呼ばれる自走式木材破砕機をリリースされ、こちらの分野でも高いシェアを誇っておられます。
今回新たに発表された機種の中から、弊社で取り扱いの多い破砕機に絞ってレポートしようと思います。
破砕機からはMC-6000、MC-4000とMRC-3000の3機種が発表されました。
MCシリーズの上位機種であるMC-6000(と4000)の主な変更点は・・・
・ホッパーの大径化
材料を投入するホッパーの径が従来機よりも広くなりました。
・油圧ポンプのクラスアップ
従来のポンプより大型のものが採用されました。これによりC-18(MC-4000はC-16)エンジンの大出力をより活用できるようになります。
・無線ラジコンの標準化
要望が多かったであろう機能が標準化されました。これでワンマンオペレーションがより容易になりました。
・排出コンベヤの折り畳み化
折り畳みができるようになり、現場への進入が従来より楽になりました。
また、送りローラーに傾斜を付けることとベルト押えローラーを中央に持ってくることで、
サイドスカートラバーがなくてもコンベヤ内側への荷こぼれが防げるようになりました。
他にも破砕能力の向上につながる細かな変更がいくつも施され、従来機より破砕能力がかなり向上したそうです。
ちなみにデカールも新しいデザインに変わっています。「TUB MONSTER」のステッカーからメーカーの自信のほどが窺えますね。
新機種として投入されたMRC-3000はホリゾンタルグラインダータイプで、これまで諸岡のラインナップになかった横入れ式の破砕機になります。
機械質量13.7トンと国内メーカーがどこも製造していないサイズとなり、増トン車ならセルフローダーでの運搬も可能かもしれません。
投入フィーダーまでも格納可能になっており、コンベヤとともに格納した場合は全長約6.6mと短く、山間部への進入もできそうです。
強靭なチッパー刃、最適な破砕を担保する材の送り込み機能やカッター回転数調整機能はバイオマス向けチップの高い生産を実現してくれると期待されます。
林業現場の生産性向上を助けるマシンに仕上がっているのではないでしょうか。
ありがとうございました。
次の機会があればキャリアについて触れたいと思います。
MC-6000,MC-4000がより使いやすくなりました。
MRC-3000は今までのラインナップにはなかった横入れ式木材破砕機です。
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