中京重機のオフィシャルブログです。
2022 10.28
カテゴリ: 重機、 建設機械、 中古、 環境リサイクル機械、 操作方法、 取扱説明書
みなさま、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
日中はまだ日の温かさがありながらも、朝と晩は肌寒さを感じるこの頃ですが、
個人的には何とも過ごしやすい季節になっております。
さて今回ですが、弊社でも取り扱いのある古河製自走式木材破砕機FPC1700のセンサースイッチなどを含めた操作注意点をお話したいと思います。
FPC1700とセンサーの戦いはエンジン始動時から始まっています。
「バッテリーに問題は無く、操作盤の電源は付くがエンジンの始動ができない。」
と言う状況の際はまず、走行レバーのロックが入っているかの確認が必要になります。
単純な見落としに思われますが、エンジン始動不良のほとんどがこれに関係した原因に感じます。
注意すべきは動作選択スイッチの「走行ロックレバー警告灯」に赤ランプが点灯している場合です。
このランプは作業中に何らかの原因で、走行ロックレバーが解錠されエンジンが停止した際に点灯します。
この際の再始動は動作選択スイッチを走行モードに切り替え、走行ロックレバーをロック位置に入れた後に赤ランプが消灯すればエンジン始動が可能となります。
・走行ロックレバー
・走行ロックレバー警告灯
私自身理解するのに苦労したのが「排出コンベアの展開・格納」と「清掃・整備用ハッチの開閉」の操作と関係性です。
それぞれが動作を行う為に必要な条件の詳細が、
「排出コンベアの展開・格納」
○走行ロックレバーが「ロック」状態にある
○動作選択スイッチが「整備モード」にある
○清掃・整備用ハッチがすべて閉じている
○コンベア油圧切り替えレバーが「油圧シリンダー」にある
○コンベア折畳・作動スイッチが「ON」にある
「清掃・整備用ハッチの開閉」
○走行ロックレバーが「ロック」状態にある
○動作選択スイッチが「整備モード」にある
○排出コンベアが展開状態
○コンベア折畳・作動スイッチが「OFF」にある
となっています。
ハッチがコンベアと同じ油圧回路を共有しており、
コンベア折畳・作動スイッチによって使い分けがされています。
また、お互いの開閉状態が条件の1つになって、リミットスイッチが巻き込み干渉防止の構造になっていますね。
・排出コンベア リミットスイッチ位置
・清掃・整備用ハッチ リミットスイッチ位置
私個人的にこの機械で重要なのは走行以外では常に走行レバーのロックを心掛けることだと思っています。
単純なことですが、この工程を行うことで次に行う動作への余計な一往復を無くすことにつながります。
何より作業モード、整備モードともに走行ロックレバーがロック状態でなければ動作をすることはできません。
注意が必要なのは使用しているうちにリミットスイッチの固着や操作盤ランプの電球切れ、ロックレバーの劣化によるロック位置に入りきらない等が発生した際に、そういった要因が重なりセンサーの状態がわからなくなってしまうことです。
何処かが動かないという際は、初めにリミットスイッチやロックレバーなどの機械状態がどうなっているのか、確認してみるのもいいかもしれません。
・FPC1700外観
古河製自走式木材破砕機FPC1700のセンサースイッチなどを含めた操作注意点を纏めました。
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