冬になったらもう遅い！今から検討する「除雪仕様建機・重機」の特徴。

夏真っ盛りの暑い時期になぜ除雪の話題なの？

と、不思議に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は除雪仕様をはじめとしたホイールローダーが中古市場で活発に動き出す時期は「9～10月」なんです。

その理由は気象庁の長期予報です。

毎年、冬季の長期気象予報は9～10月頃に発表されます。この予報に伴い、冬に使用する除雪仕様ホイールローダーの購入を検討するお客様が増えはじめます。

そして、私たち中古重機・建機販売業者は、お客様のニーズが増える9月頃には除雪仕様ホイールローダーを揃えられるよう、ひと足先に在庫確保に動きはじめます。

だからこそ、除雪仕様ホイールローダーのご購入は、9月頃にお問い合わせいただくのがおすすめです。

この時期でしたら、ローアワーで状態の良い除雪仕様ホイールローダーが入手しやすいのです。

また、除雪仕様ホイールローダーを売却するなら7～8月頃が絶好のタイミングです。

中古重機販売業者が除雪仕様ホイールローダーを探している時期なので、ぜひ一度声を掛けてみてください。

除雪仕様ホイールローダー以外にも、除雪で活躍する重機には色々な種類があります。

■除雪用ブルドーザー

ブルドーザーを除雪仕様にしています。

ある程度の深雪や斜面でも安定して除雪することができるため、山間部や豪雪地で活躍します。

■除雪用グレーダー

ブレードで整地を行う重機の除雪仕様です。

ブレードによって凍り付いた雪でもパワフルに削り取ることができます。

ちなみに、除雪用グレーダーは2013年にすべてのメーカーが販売を終了してしまいました。

その後、コマツ建機が新たにGD675-6を開発して、除雪グレーダが復活しています。

■ロータリー除雪車

雪をかき集めて遠くに飛ばして除雪を行います。

手押しで使用する小型のものから、大型車両まで幅広いタイプがあります。

これらは、季節性の高い重機ですが、除雪はとても大変で重要な作業のため、あらゆる環境や積雪量などに対応できるよう、様々なタイプの除雪機械が販売されています。

除雪用重機・建機の種類を説明しましたが、この中で、もっとも多く活躍しているのは、やはりホイールローダーです。

その一番の理由は、「ホイール」つまり「タイヤ」を使っている重機だからです。

公道上の雪を除雪するためには、ナンバーを取得しなくてはいけません。

例えば除雪用ブルドーザーは駐車場や工事現場の敷地内などであれば、力を発揮してくれますが、ナンバーを付けて公道を走ることができません。

一方、ホイールローダーはナンバーを取得して公道を走ることができる重機・建機なので除雪では非常に重宝されているのです。

また、ホイールローダーはすべて四輪駆動方式なので悪路でも安定した走行が可能です。

さらに、アーティキュレート構造（中折れ）をしているので、機動性が高く小回りが利くという特徴もあります。

公道上の除雪は広範囲にわたる上、カーブがあったり、交差点があったり、道幅も様々だったりと、とても複雑で神経を使う操縦が必要です。

そのため、ホイールローダーは除雪においてとても力を発揮するのです。

道路の除雪でもっとも活躍している1.3m3クラスの除雪仕様ホイルローダーで主流なのは次の３つのメーカーです。

〇コマツ建機（WA100、WA200など）

〇日立建機（ZW100、ZW120、LX70など）

〇日本キャタピラー（910G、910H、914Gなど）

近年、古河機械金属、東洋運搬機（TCM）、川崎重工が日立建機ブラントと統合されたことにより、日立建機の除雪仕様ホイルローダーの流通量がかなり向上しています。

それでもコマツ建機の人気は頭一つ飛び出ている印象でしょうか・・・。

客観的に見てみると、メーカーによって重機の品質にそれほど大きな差があるようには感じません。

しかし、コマツ建機は他メーカーよりも新車の販売価格が高いにも関わらず、ユーザーに高く支持されています。

やはり、コマツ建機には長年積み上げてきたブランドのイメージがあるのでしょうね。

ちなみに、海外製のホイルローダーは日本ではほとんど流通していません。

それだけ、日本製のホイルローダーが充実しているということですね。

除雪仕様ホイルローダーについてご不明な点、ご購入希望、売却希望などどのようなことでも、お気軽にお問い合わせください。

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