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2017 07.29

「自走式スクリーン」レンタル? 中古? 選び方と高額査定のためのメンテナンスポイント。

投稿者: A.S.

カテゴリ: 重機建機建設機械自走式スクリーン中古

こんにちは。

重機のシミュレーションゲームがあるのをご存じですか?


〇コンストラクション シミュレーター 2015

http://simulator.zoo.co.jp/cs2015/introduction.php

Giant Machines 2017※日本語非対応

http://store.steampowered.com/app/402750/Giant_Machines_2017/

普段あまり見られない重機もあってワクワクします。

こうしたゲームを通して、重機が好きな人が増えるとうれしいですね。

さて今回は、自走式スクリーンのレンタル市場についてと中古重機選びのポイント、査定額アップにつながるメンテナンス方法についてお伝えします。

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【1】調達が困難?自走式スクリーンのレンタル事情。

一般的な重機・建機レンタルの特徴は、レンタル会社に在庫があればすぐに借りることができることです。

 ところが、自走式スクリーンとなるとレンタル機を保有している業者が限られており、また、保有数もいつでも潤沢にあるとは限りません。

そのため、自走式スクリーンのレンタルにおいては、調達の難しさが課題となります。

汎用的な重機・建機と比べるとレンタル稼働率の低い自走式スクリーンを保有しようとしても、資金負担の面で大変な費用をかけなければなりません。

機動性の優れた4×8サイズデッキモデルから大型粗選別~細選別までラインナップを新車で揃えようとすると億単位になるのでは・・(専門業者さんには頭が下がります。)

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私たちが、以前レンタル業者に問い合わせたときは・・・ある1社は保有している自走式スクリーンがすべて出払っており、別の1社はニーズが少ないために取り扱いを中止していました。

さらに、ディスクタイプやトロンメルタイプの自走式スクリーンの場合、保有している業者がより少なくなります。

このように、レンタルで自走式スクリーンを導入したいと考えても、調達が困難な場合が多く見られます。

 

【2】中古の自走式スクリーン購入時の「魔法のことば」。

中古で自走式スクリーンを購入するときは、しっかりと重機の状態を確認することが大切です。

ベルトコンベアやスクリーンデッキ(織網)などの消耗品は目につきやすい部分ですが、それよりも、スクリーンデッキを支持しているステーやそれを受けている本体部分、または心臓部とも呼べるベアリングが重要です。

まずは、目を皿のようにして指差し確認しながらクラックの有無やフレームの歪みなどを確認してください。

しかし、再塗装された重機の場合、その塗料やそうでない場合でもふるった土砂などが、クラックを隠してしまって少し見ただけでは分からないことがあります。

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どんな中古重機の売買にもお互いに「運」の良しあしはあります。それを重機取扱いの経験則で補うのですが・・・それでも中古の神様の気まぐれには勝てません。

そんな時にはもう、いっそ聞いてしまいましょう「魔法のことば」で!

 

魔法のことば1 『以前はどんな使い方をしていたの?』

魔法のことば2 『サービス履歴を見られますか?』

 

例えばクラックがあった場合でも、重要なのは、どうしてそのクラックができたか?ということです。

どんな使い方をしていたのか?どんなメンテナンスを行ってきたか?を知ることで、根本的な原因を推測できます。

 また、これらの情報をきちんと開示してくれる中古販売業者は重機の状態をしっかり把握している信頼できる業者だと判断できます。

 

 魔法のことば3 『動かして確認させてください』

 

実際に動かすことで重機の状態を確認できます。

 

〇振動と音

極端に振動が大きかったり、音が大きかったりする場合は、ベアリングに問題があることが考えられます。
(ゴー音はフレーキング、ゴトン音はかじり、いずれにしても要交換のサインです。)

 

〇温度

20分程度振動させてベアリング部分が熱を持つ場合は要注意です。手で触れられないほど熱くなる場合もあります。このような場合は、ベアリングに問題があると考えられます。(大きな音がしていなくてもグリス切れや、かつてグリス切れを起こし、転動体が正しく回転せず抵抗となり過熱する。)これも結局要交換です。

中古の自走式スクリーンを購入する際は、「魔法のことば」を活用し、「目」と「耳」と「肌」の感覚を総動員して確認してください。

 

【3】売却時の査定額がアップするメンテナンス方法。

中古の自走式スクリーンを導入するメリットのひとつは、利用しなくなったら売却して、購入時のコストをある程度取り戻せることです。

しかし、重機の状態が悪いと査定額が下がってしまいます。

できるだけ高く査定してもらうためにぜひ、やっていただきたいメンテナンス方法をお伝えします。

 

■清掃

有機物が溜まってしまうと、そこから本体が腐食しやすくなります。腐食が進んでいると、査定額に大きく影響します。とくにトロンメルタイプのスクリーンで有機物を含む産業廃棄物などをふるっている場合は、遠心力で外板パネル内側の一定方向に腐食を促進させる物体が付着しやすいので要注意です。

ごみや木材チップなどの有機物をふるっている場合は、月に1度は清掃するようにしてください。

 

■サイドベルコンの開閉

自走式スクリーンを使用している期間は、サイドベルトコンベア(サイドベルコン)を閉じることがめったにありません。

そのため、いざ回送しようとしたとき、サイドベルコンが閉じないことがあります。

その場合、サイドベルコンを閉じるための修理がスクリーンブログ4 (3).jpg別途必要になることがあります。

また、強引に閉じようとしてフレームが曲がると、査定額が下がってしまいます。

このような事態を防ぐために、月に1度はサイドベルコンが閉じるかを確認してください。

その時にグリスアップもしておくと安心です。

 

そして、オマケにもうひとつ・・・。

 

■純正装備の管理

普段の業務で利用しない装備品を紛失してしまうことがあります。

純正品として付いている装備品がないとマイナスの査定になります。

リモコンなど紛失しやすい装備品はきちんと管理しておきましょう。

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自走式スクリーンの購入、または売却をお考えの方はぜひ、お気軽にお問い合わせください。

 

 

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まとめ

自走式スクリーンを取り扱っているレンタル業者は少ない。

中古の自走式スクリーンの購入時には魔法のことばを活用しよう。

中古重機を購入するときは、「目」と「耳」と「肌」でしっかり確認しよう。

有機物をふるっている場合は、定期的に清掃をして腐食を防ごう。

サイドベルコンが固着しないよう定期的に開閉しよう。

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