中京重機のオフィシャルブログです。
2021 05.28
カテゴリ: 重機、 建設機械、 中古、 環境リサイクル機械、 操作方法、 取扱説明書
みなさま、おはようございます。こんにちは。こんばんは!
私事ですが、最近引っ越しをしました。
新しい環境での暮らしは、なにぶん初めてなことばかりなので、慣れるには少々時間が必要なようです。
さて今回はというと、
以前のブログで、これまでに取り扱ってきた環境リサイクル機械の操作や特徴の一部をご紹介しましたが、
一台に焦点を当てて、操作手順等を掘り下げてお話できればと思います。
今回皆様にご紹介するのは、自走式ジョークラッシャー「”デンドマン(DENDOMAN)"NE250J」電気式です。ちなみにこの中山鉄工所 デンドマン(DENDOMAN)シリーズは、ジョークラッシャーのほかにロ―ルクラッシャー、インパクトクラッシャー、コーンクラッシャーなどの破砕機や、自走式スクリーンなどのバリエーションが用意されています。
通常のエンジン動力タイプ自走式ジョークラッシャーですと、イグニッションキーを回してエンジンを始動させますが、今回は電気式と聞いて私自身最初は特殊な操作が必要なのではないかと考えていました。
実際このNE250Jという機械、キースイッチがありますがあくまで発電機操作盤の電源を入れるためのもので、実際にエンジンを始動・停止させるのはまたそれぞれ別のスイッチがあります…。
これまで電気式の建機に触れる機会はまれでしたが、最近の乗用車のようにボタン式のスイッチでエンジンが始動するのは、印象深いですね。
電気式という構造の先入観があっために、私の中でこのデンドマン(DENDOMAN)という重機を必要以上に難しく捉えていました。デンドマン(DENDOMAN)は、導入から廃棄に至るまでのライフサイクルコストの観点から、燃料やメンテナンスなどのランニングコストの面を重視した結果、メインの破砕システムに電気駆動方式を採用しエネルギー効率を上げるに至っています。大きなトルクが必要な起動時には油圧でフライホイールを回した後に、効率が良い電気駆動に切り替わるというような新機軸の駆動の構造や操作が採用されています。その機能を理解するに伴って他のジョークラッシャーには本来ない場所に電気モータや発電機が搭載されているだけの違いだということに気づくと、ぐっとデンドマン(DENDOMAN)を身近に感じることができるようになりました。
以前に、海外製の機械の操作手順などをご紹介した際のような、”キースイッチを10秒回した状態で保持する”などの特殊な手順はデンドマン(DENDOMAN)にはありません、一回のボタンプッシュのみで始動や動作は可能なので、そういった意味で比べて見れば、むしろ操作面はボタンのみのシンプルでわかりやすいという見方もできるかもしれません。
車や一部の建設機械もハイブリッドなどの電気化の流れがある中でそういった意味では未来志向な製品だなと感じると同時に、よくよく考えれば車もボタンでエンジンがかかるなと気づいた今日この頃でした。
石質破砕機をお探しの方はこちら。
・電気式のジョークラッシャー「デンドマン(DENDOMAN)」はボタンスイッチで始動する。
・通常のジョークラッシャーにはない電気モーターや発電機が搭載されている
T.A.
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