中京重機
中古重機・建機の買取実績No.1の中京重機のオフィシャルブログ

何でもお気軽にご相談ください!

電話:0120-083-667

International:+8152-701-5188

中京重機ブログ

中京重機のオフィシャルブログです。

2021 01.22

実は地道で大変な作業です!中古自走式土質改良機の塗装作業やってみました。

投稿者: T.K.

カテゴリ: 重機建機建設機械インナーパーツバルブ日常点検中古

初めまして!

今年度(2020年4月)に入社しました。新人のT.Kです。よろしくお願い致します!

コロナウイルスの影響で週末に出かけることが難しいですが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?

僕は趣味の楽器演奏ばかりやっています!
毎週末やっているのに中々上達しないのはなぜなのでしょうか!!??

 さあ、初めてのレポートは、最近弊社で販売させて頂いた中古土質改良機(BZ210-1)の部分塗装を行ったので、その大変で地道だった作業内容をブログに書いていこうと思います

IMG_8657

諸行無常の響きあり、、、錆・腐食が目立つ時はもう再塗装です。

今回塗装作業を行ったのはコマツBZ210-1です。土質改良機はその作業内容上土砂ホッパーにどろどろやゴリゴリの土砂を投入します。どうしても過酷な条件に晒されるためその部分の鉄や塗装がダメージを受けやすくなります。

この機械も土砂フィーダー周りとその下のトラックフレームに錆、塗装の剥がれが目立ってきていました。

お客様のご要望はこの2か所を何とかしてほしいとのこと・・結局部分塗装するしかないんですが、安請け合いは禁物です。なぜなら世の中の塗装業者さんは塗装することはプロでも中古重機の再生はプロじゃないからです。こういう痒いところに手が届く小回りが必要な作業は自社内で受け持つのが定石、しかもケレン掛けなどの肉体的に厳しい下地作業などは決まって新人がやらされるのが常なのです(大きく費用が取れない部分的な作業は業者さんも敬遠しがちですからね無理強いしては申し訳がないです・・)。

仕方がないですね、出るとこに出るしかないようです。

IMG_2705IMG_2702

          錆・塗装の剥がれが目立ちます。

塗装の前に行う”はつり”という名の下地作業(苦役)について

まずは、錆と元々あった土砂フィーダーのコマツイエロー、トラックフレームのコマツグレーの塗装を落とします。なんでもそうですが、結果というものはそこに至るまでの準備段階でほぼすべてが決まってしまいます。そうです塗装の前の下地作業(塗装剥離/はがし→けれんがけ/表面研磨)で仕上がりのほぼすべてが決まってしまうといっても過言ではないのです。でもこの作業がほんとに大変!
はつり機を使用するのですがはつり機にも様々な種類のものがあります。今回は

エアーニードルスケーラーを使用しました。

これは、エアーコンプレッサーに接続し、圧縮空気を動力にして針(金属製のささら状のブラシ)を高速で往復させてこすり当てることにより作業を行うものです。エアータガネ、ジェットタガネとも呼びますね。

エアーニードルスケーラーを使って大まかに錆を落としたあとにサンダーを使って塗装面の地を出していきます。

綺麗に凹凸をなくし平らになるように面を削るのはとても難しい作業でした。

腐食が進み大きく凹んでしまっているところにはパテを盛って凹凸を無くします。

次に土砂フィーダーの溝に固着してしまっている固化剤と土をまたまたはつり機で綺麗にはつっていきます。この固化材原料は石灰系成分を多く含んでいるため、水分を吸収しやすく放置するとたちまち鉄の表面が腐食してしまうことに加えて塗装のうえにも白く付着しますし可動部の隙間に入り込んで固着もさせてしまうのです。

原料の土や土質改良機の固化材として使用している石灰などがシュープレートの溝に固着してしまっています。見栄えも悪いので綺麗に落としておきたいですよね。

しかし、このはつり作業が実際筆舌に尽くしがたく大変でした。シュープレート1枚を綺麗にし終えるまでに大体30分程度の時間がかかるのですがかなり枚数も多く、先輩方にも手伝って頂き3日かけて固着していた固化材をなんとか落とし切りました!

IMG_2716IMG_2717    

            ハツリが完了しました。      

やっぱりキレイで気持ちがいい!中古機における塗装の威力。

そしていよいよ塗装作業に入ります。

スプレーガンを使って色を吹いていきます。

今回使用したスプレーガンは吸上式のスプレーガンです。

吸上式スプレーガンとは本体の下部に塗料を入れるカップを取り付けて、その中を真空状態にして吸い上げた塗料を吹き付けるタイプのものです。

その他に重力式、圧送式のスプレーガンがあります。

吸上式スプレーガンの特徴として、重力式スプレーガンと比べて塗料を入れるカップが大きく、比較的広い面の塗装ができます。底が安定しているので疲れた時には下に置くこともできますよ。

そして塗装作業をしていきます。

どんどん色が付いていくところを見るのは面白いですね。

そうして最終的には元々あった錆は目立たなくなりました!

塗装状況 (13)塗装状況 (8)

               塗装完了です。

お客様の喜ぶ顔が目に浮かびます!我々の存在意義とは何か!?いま何をすることが大事なのか!?
そんなことを考えながら歯を食いしばって耐えたあの苦役の日々がお客様の「ありがとう」で一気に吹き飛びます。商品を右から左に売るだけでは学べない大切な「価値の再生」を体験することができる作業でした。

またこの次もお客様のためになるような仕事がしたいです。

ご要望があればこのほかの部分でも簡易的な再塗装も承りますのでご相談下さい。

メルマガ登録ご希望の方はこちら。

中古重機・建機情報メルマガ登録アイコン

 

建機・重機の買取・査定をご希望の方はこちら。   

中古重機・建機買取アイコン

 

建機・重機の修理・整備をご希望の方はこちら。

まとめ

・錆、塗装の剥がれの対応策の一つに再塗装が

・エアーニードルスケーラー等を使って塗装や固着物を剥がしてから塗装をします。

・塗装にはスプレーガンをよく使います。。

関連記事

▼▼ 買取査定をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください! ▼▼

重機の買取査定フォームはこちら

メールマガジン購読

投稿者プロフィール

T.K.

T.K.

カテゴリー一覧

see all
  1. ホーム>
  2. 中京重機ブログ>
  3. 実は地道で大変な作業です!中古自走式土質改良機の塗装作業やってみました。

ページの先頭へ