中京重機のオフィシャルブログです。
2023 06.02
カテゴリ: 重機、 建設機械、 油圧ショベル、 重機の整備、 中古、 環境リサイクル機械
こんにちは
まだ5月だというのにすっかり夏模様ですね。夜はまだ、窓を開けて寝ると気持ちが良いくらいですが、日中は我が家のエアコンもいよいよ稼働を開始しました。
現場での作業も扇風機やスポットクーラーを使い分けながら熱中症に気を付けて進めていきます!
さて、今回は営業技術部所属の筆者が、約2週間にわたりサービス部の作業のフォローに入らせていただき中京重機の若手2人で住友SH235XLC-6金属スクラップ仕様油圧ショベルのクローラーパッドの交換に没頭しましたので、紹介させていただきます。
主に鉄板の上など滑りやすい環境下で作業を行う重機に装着されるクローラーの保護部品・・・といったところでしょうか。
汎用機のクローラーは鉄製のシューと呼ばれるプレートを組み合わせて作られており、不整地でも走破できるようになっています。
一方、鉄板やアスファルトといった整地面では、鉄クローラーでは滑りやすいという弱点もあります。
その問題を解決するのがクローラーパットです。鉄クローラーにゴムパッドを取付けることにより滑り防止、また走行する路面の保護など様々なメリットがあります。
現場や用途によって選択するのが良いわけですね。
今回作業したのは、住友建機製SH235XLC-6という後方超小旋回機ベースの本体にパラレルリンク式のエレベーターキャブが付いた"EC仕様"と呼ばれる機械です。主にリフマグを取付け金属板が敷かれたヤード内で活躍することが多い仕様のため、クローラーパッドは必須なようです。
・古いパット外し
まず、ボロボロのゴムパットを外していきます。
写真の道具を使いボルトが固着しているのでガスバーナーを使い焼き切り男二人で叩いて外していくのですが錆との戦いでなかなか作業ははかどりません。
長年過酷な環境下で使われてきたこともあり、ゴムパットを支える台座がシュープレートと一体化してしまっており、取り外すのに苦労しました。
隙間にドライバーや鏨を打ち込みきっかけを作りバールでこじ開けてパット台座を剝がしていきます。
この作業だけで一週間以上費やしてしまいました。
これが外したクローラーパットです。
なかなかひどい錆と破損で原型を留めていませんね・・・・
・清掃及び取付け
クローラーパットを外した跡に残るこびりついた錆や土を丁寧に清掃していきます。
頑固な錆もバーナーで炙るとポロっと剥がれ落ちてくるので興味深いです。
斫る→掃除→バーナーで炙る→斫るを数回繰り返すと、新しいパットがピッタリ嵌るようになります。
清掃後、新品のクローラーパットを装着していきます。
2人で力を合わせて、パットを装着する係・ボルトをインパクトレンチで締める係で
役割分担しテンポ良く作業を進めていきます。
ようやく完成!
いかがでしょうか?
交歓前と交換後です、やはり足回りがシャキッとすると気持ちがよいですね!きっと次の現場でも大活躍してくれることでしょう!
今回僕より若いサービスのメンバーと一緒に作業させていただきましたが、体力面や雑談の話題も含めて自分の衰えを感じました(笑)
ですが、普段あまりと一緒に仕事をすることが無い他部署の方と仕事ができるということは、お互いの立場や仕事への想いを知ることができる良い機会になりました。
住友SH235XLC-6金属スクラップ仕様油圧ショベルのクローラーパッドの交換しました。
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