カテゴリ: 中古建機、 中古建設機械、 環境機械、 建設機械、 買取り、 重機整備、 破砕機、 リサイクル機械、 経理、 売却、 環境リサイクル機械
中京重機のオフィシャルブログです。
2020 03.04
カテゴリ: 中古建機、 中古建設機械、 環境機械、 建設機械、 買取り、 重機整備、 破砕機、 リサイクル機械、 経理、 売却、 環境リサイクル機械
あまり冬らしさを感じなかった今年の冬も過ぎ去ろうとしており、いつしか季節は春が巡ってきたようです。春と言えば卒業式・桜・入学式・つくしんぼうなどが浮かんできますね。(今年は防疫の面からイベント事は控えめですが・・)さて、春と言えば忘れられないのが花粉症なんです。例年のごとく、マスクをして活動をしています。事務所のなかでも鼻をグズグズしているスタッフもいて春の訪れを実感しています。
花粉症は実は春の季語だったんですね。鼻炎に悩まされる身からすると花粉と新鮮な空気を選別したいところですが、なかなか空気清浄機だけではうまくいきませんね。
選別といえば、自走式スクリーンですが、海外ブランドが多くて、マニュアルを読み込むのは外国語の勉強の良い機会になります。ということで今回はメーカー別の環境機械まとめの第2弾です。
日立建機は油圧ショベルが充実しており,走行体にクローラーを採用した油圧ショベルの世界シェアは1位です。大型油圧ショベルの分野では世界のマーケットリ-ダーです。またホイールローダ、リジットダンプ、林業機も取り揃えていますが、ブルドーザー、モーターグレーダーは生産していません。またICT施工・ICT建機により作業工程削減等にも取り組んでいます。
解体仕様油圧ショベル
一般的な掘削作業だけでなく、解体・破砕作業の領域でも日立建機の機械は活躍しています。解体仕様の油圧ショベルの新車購入時はカスタマイズ並みに細かく仕様が選べます。また解体作業の内容に応じてフロント部分のブーム・アームが変更できるマルチブームシステムなどを揃えています。
日立製作所と積極的に共同研究を行っており、モータや電装関係については競合他社に対し優位性を有しています。
横入れ式木材破砕機
ZRシリーズとしてZR260HC等を展開しています。
破砕負荷とスクリーンサイズに応じてオートフィーダの設定が切り替え可能な点、破砕物の量に応じて圧縮ローラーや投入フィーダーが反転して投入量を調整するオートフィーダーシステム等の破砕作業効率を向上させる機能が充実しています。またメンテナンス性を高めるために使いやすい機能(エンジン冷却ファン逆転機構、油圧式ホッパー清掃ハッチ、油圧式スクリーンガイド、破砕装置保護機構)等が搭載されています。このように破砕業務、メンテナンスともに向上させる機械となっています。
ジョークラッシャー
ZRシリーズとしてZR950JCを展開(現在は絶版)しています。
解体現場で発生する コンクリートガラの破砕は問題なくこなせますし、河川工事や砕石場で産出される玉石等の硬質自然石にはオートパワーブーストで負荷を感知後、クラッシャーの出力を高めて効率よく破砕します。また油圧式クラッシャ出口セット調整機構で不動歯と動歯との出口の隙間を調整する際にシム板を挿入するよりも人手を要さず簡単スピーディーに調整ができます。ダンプリングクリアランス3690mmの大型ホッパを採用することでホイールローダーでも破砕物を投入できる扱いやすいジョークラッシャーです。
土質改良機
土質改良機のメーカーの中で2強の内の一角を占める日立(もう一社はコマツ)。SRシリーズとしてSR2000G-6を展開しています。日立式土質改良機の固化材の原料土への混ぜ込みには混合室の中でシャフトが2本異なる方向に回転する方式が採用されており、シャフトに取り付けられたパドルが固化剤と原料の土を混ぜ合わせます。処理量も多いのですが、生産する改良土はよく攪拌されて良質です。反面、土の中に砂礫が混入すると摩耗が激化するので、耐摩耗パドルの取り付け等の対策が必要になります。また固化材を投入するホッパーはジャバラで伸縮自在なので、運搬時は縮ませることもできるのが特徴です。日立建機の土質改良機は粘土質の土や水分の多い土が得意ですね。
自走式スクリーン
日立のスクリーンにはVRのブランド名が宛てられ、国産のVR516FS・VR512FS等の他、かつてはヨーロッパのERIN製のFS165Tなどもありました。FS165Tの取り扱い経験がVR516FSにつながったともいえるでしょう。
3選別が可能なフィンガスクリーンVR516FSやVR512FSはデッキ後端が油圧シリンダで大きく開いてスクリーン角度を調整することで振いの精度を上げたい時は傾斜角を浅く、材料の形が揃っているときには傾斜角を高くして処理量を大きくすることができます。VR512FSにはスクリーン逆転機能がついており材料の滞留時間を長くし選別の精度を高くすることができます。またスクリーンを解放することにより内部の清掃が楽にできるようになっています。
古河ロックドリル
古川ロックドリルは古河機械金属や古河電機工業・富士通・富士電機等がある古河グループの一員で削岩機やトンネル掘削機等の土木鉱山用機械のトップブランドです。
環境リサイクル機械分野では剪定枝や廃木材の横入れ式木材破砕機の定番ともいえる、フルカワパワーチッパーFPCシリーズを展開しています。(日立ブランドではOEM生産でFPC1600をZR120HC、FPC1700をZR125HCとして展開していました。)コンパクトな設計が特徴でエンジンが破砕装置の真横に位置しており13tセルフローダで運搬可能なサイズにパッケージされています。(運搬時で全長5970mm×全高2710mm)その為運搬・設置、積み降ろしに手間がかからず機動力抜群。セルフローダに乗るサイズでもFPC1700は122kW(166PS)の高出力エンジンと全油圧式破砕装置で、大量の木材を破砕をすることができます。また破砕機周りが解放できるのでメンテナンス性も高い木材破砕機です。
オカダアイヨン
油圧ブレーカーや圧砕機(大割機・小割機)などの油圧ショベル向け解体用アタッチメントの製造をメインで行っているオカダアイヨンはアメリカのモバーク社製の大型の木材破砕機の輸入・販売も取り扱っています。またドイツハンメル社の中低速回転で破砕するのが特徴の混廃系2軸タイプ破砕機をSRSシリーズ(SRS450C、SRS750C等)“ビッグバス”として国内で代理店展開しています。金属・異物に強い独自の破砕歯を持っており、産業廃棄物処理の現場で支持されています。
・油圧ショベルに強い日立は環境リサイクル機械の分野では土質改良機がSR、木材破砕機・ジョークラッシャーがZR、スクリーンがVRのブランドで展開している。
・古河ロックドリルは横入れ式木材破砕機FPCシリーズを展開している。
・オカダアイヨンは海外メーカーの木材破砕機、2軸破砕機について代理店展開している。
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