カテゴリ: 重機、 建機、 輸出、 環境機械、 建設機械、 油圧ショベル、 海外、 中古、 環境リサイクル機械、 フォークリフト
中京重機のオフィシャルブログです。
2020 09.04
カテゴリ: 重機、 建機、 輸出、 環境機械、 建設機械、 油圧ショベル、 海外、 中古、 環境リサイクル機械、 フォークリフト
こんにちは。
久々のブログです。
暑くて熱くて頭が回りませんので、文章の乱れはそのせいです。適当に書いたのではないのです。
さて我々、中古環境リサイクル機械を海外へ輸出することもたまにある訳ですが、程度の良いモノは国内に再還流しますので、海外向け(輸出向け)車両の場合比較的それほど機械状態が良くなくても、顧客から納品を求められることがあります。走行に難のある車輛だった場合には輸送において大変な苦労が待ち受けています。
できれば自走で積んで安く済ませたい・・・が船会社さんはたいていあまりいい顔をしません。なぜか。
運送業において荷役中のトラブルは大きなリスクだからです。船が港に停泊している時間は決まっています。延長などありえない。したがい全ての貨物は計画通りに積みこまれなければいけないのです。たかだか一台の中古車両の運賃と引き換えにするには全く割に合わないのです。
本船へ走り込む最中に止まった・・・・でも油圧ショベルならフォークリフト召喚で済みます。しかし、環境リサイクル機械はそうはいかない。
どこにツメ指すねん問題が浮上するのです。いつもそうなのです。
中古重機・建設機械業界では、油圧ショベル(乗用車やトラックもそうだと思います)なんかですと不動車のまま輸出はよくありますが、流通台数が桁違いなのでノウハウも溜まっています。
港湾の現場作業員の方もユンボだったらリフトですくっちゃうよ、的なノリで扱ってくれるでしょう。
しかしながら環境リサイクル機械はそうはいきません。そもそも操作の仕方が分からないのが普通。まして不動車ってなによ、勘弁してよ、というのが至極通常の反応だと思います。
さて、そんな招かれざる客を受け入れて頂くためには周到な準備を要します。
エンジンの始動方法から懇切丁寧なマニュアル(もちろん日英併記)を作り、関係各位に事前に配布、機械自体にも配置します。スペースが許せばテプラーなどで本体操作盤に指示(英語もね!)も付けておきたいところです。
準備万端に迎える船積当日、、、それでもトラブルは起きるのです。
先日は最終手段を行使せざるを得ない事態に見舞われました。
詳細は割愛しますが、走行したりしなかったりするのです。どうもラジコンとの通信がうまくできない模様。
あ、環境リサイクル機械は無線でしか走行操作ができない機種が結構ありまして。
原因特定に向け電機屋さんとすったもんだやったのですが悪い所が見当たらない。油圧系統の問題とも思えない。幽霊現象キタ。
結局、お客の了解を頂き丸吊りでGOとなりました。
ただ吊るだけなのですが、スリングポイントが判然としませんでした。
機体中央の天辺に2か所あるはあるのですが、え、ここで吊るの?といった感じです。
13トンと重量は大したことはないのですが、2点で吊ってもつのかどうか・・・。前後のバランスどうなのこれ?
当日、とにかく吊ってやりました。落ちねえだろうな・・・と思いながらもやるしかないですからね。
ことほど左様に中古環境リサイクル機械の輸出はやっかいです。
特に海外製の場合は資料が入手しづらいせいもありますが苦労します。
中京重機では低年式の環境リサイクル機械も査定可能ですのでお気軽にどうぞ。(ごめんなさい、値段が付かない場合もあります。)
・中古油圧ショベルなどとは違い、中古環境リサイクル機械は船に乗せるのも大変な作業。
・中古環境リサイクル機械の輸出には、操作方法などのマニュアルをしっかり作成することが重要!!
・船に乗せる際、環境リサイクル機械が動かなくなってしまった場合の最終手段は「丸吊り」!
S.H.
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