中京重機のオフィシャルブログです。
2024 04.24
営業の平賀です。
この頃は花粉と黄砂に悩まされています。
花粉がつらい季節、みなさんもご自愛ください。
一般の方にはあまり知られていないと思いますので、今回は建設機械を扱うオークションの紹介をしていこうと思います。
日本にはそもそもオークションという文化があまり浸透していません。
海産物や農作物の競りはありますが、それくらいです。
中古の乗用車やトラックのオークションが始まったのは1970年代終わりごろらしいです。
車の数が急激に増えていった結果、中古車の販売システムを整える必要が現出し、そこにビジネスチャンスを見出した企業が進出しました。
建設機械のオークションはこれより随分遅く、始まったのは2000年前後だったと思います。
それまでは販売店が手売りするのが主流でした(下取り、みたいな)。
海外からのニーズが激増した事を受けて(グローバリゼーションですね)、いくつかの会社がオークション事業をスタートさせていきました。
全てのオークションは会員制になり、一般参加はできません。
リッチーブラザースのようなオークション本場の海外勢はこれまでわが国に定着できていません。
中古重機のオークションにはさまざまな種類があります、スタイルや運営主体に分けて紹介していきましょう。
*競りのスタイル
・パレード・・・実物の重機を魚市場のようにその場で競ります。現物が参加者の目の前を通るので、“パレード”と呼びます。
・テンダー・・・事前入札方式のこと。英語で入札はTenderと言いますのでこう呼ばれます。
・ネット・・・現在主流になっているやり方です。競り上がり方式(パレードと同じ)か事前入札方式(テンダー)の方式をとりいれつつオンラインで競りが行われます。
*運営主体
重機メーカー系としては次の3つです。
・コマツクイック
・日立建機オークション
・KIT(コベルコ建機トレーディング)
主に自社製品の中古品を扱い、ネットパレードかテンダー、もしくはネットテンダー方式で運営されています。
それ以外は中古自動車を主な取扱品目にしていますが建機も扱う業者さん、例えば
・USS
・JU(日本中古自動車販売協会連合会)
・アライオークション
等が運営されています。
また建機専門のオークションとしては
・SOGO AUCTION
・GUIA AUCTION
・TOZAI BID
・THI
が主たるプレイヤーかと思います(他にもあるのですが、キリがないので・・・)。
彼らはあらゆるジャンルの建機・建機を扱います、中古車販売業や貿易商をルーツにしていることが共通点かと思います。
また、近年の動きとして、ネットベンチャーさんの参入が見られます。
マーケットプレイス型とオークション型があり、オークション型ですとALLSTOCKERが代表格かと思います。
まとめますとオークションの類型として
・建機メーカー
・自動車メイン
・建機専門
に分かれ、最近はそこにネット系が入ってきた、という感じになり、
スタイルとしては
・パレード
・テンダー
に分かれます。ほぼネット参加時代になりましたが、基本的なスタイルはいずれかに分けられると思います。
これらの類型やスタイルに分類できないオークションは今のところ見当たりませんが、
いずれはモデルやスタイルにイノベーションが起きると思っています。
オークションはプレイヤー毎に見ると 建機メーカー 自動車メイン業者 建機専門業者 等の既存業者、新規参入組のネット系プレイヤーがいる、
スタイルとしては パレード テンダー に2分されているが。ほぼネット参加のスタイルになった。
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S.H.
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