カテゴリ: 重機、 中古建機、 中古建設機械、 環境機械、 建設機械、 買取り、 重機整備、 破砕機、 リサイクル機械、 リサイクル環境機械、 経理、 売却
中京重機のオフィシャルブログです。
2020 03.19
カテゴリ: 重機、 中古建機、 中古建設機械、 環境機械、 建設機械、 買取り、 重機整備、 破砕機、 リサイクル機械、 リサイクル環境機械、 経理、 売却
今日は。
先週、自走式2軸破砕機について皆さんにお話ししました。もの静かに、いろんな物事を着実にこなす頼りになる機械や人、そんな人はなかなかいないのではないでしょうか。
ただ、優しい方で色々引き受けてくれる方はいて、ついつい頼りにしてしまうことはありますね。おとなしい人だとあまりキツイとか言ってくれなくて、それでまた頼りにしてしまうことがあるのでしょう。。
でも色々無理をさせてしまうと、心身を消耗させてしまうのですね。・・たまには息抜きというかリフレッシュをしてもらおうかと思います。
・・ココアとか良いかも。
今回は、二軸破砕機の使い方のコツとメンテナンスの方法についてお話します。
2軸破砕機はあらゆるものを低速で確実に破砕するので本当にいろいろな物を破砕できます。ざっとあげるだけでも生ごみ、牛乳パック、野菜、剪定枝、木材、カーペット、布地、家電、パソコン、ディスプレイ筐体、HD、ダンボール、プラスチックタンク、廃プラスチック、ビデオテープ、畳、プラスチック、廃タイヤ、非鉄金属、スチール製ドラム缶などなど枚挙に暇がありません。但し金属の塊やエンジンのような鋳造品、自然石や太い鉄の棒などは避けた方が良いでしょう。
低速でしっかり破砕してくれます。
使い方のコツですが、カッターが破砕物を噛まずに空回りすることを防ぐように、また破砕室に堆積する破砕物が多くなりすぎないように、シャフトを逆回転させて、排出や挟み込みを促す機能(自動反転置)があります。破砕物に対して適切なシャフトの逆回転を設定することが、破砕作業の効率UPに繋がります。最新機種ですと、2軸それぞれのシャフトの回転数とトルクを任意にコンピューター制御をする機能がついており、より効率の良い破砕が可能です。
毎日の作業が終了した後に2軸のシャフトや刃に絡まっている破砕物を取り除いてください。特に混廃系の破砕物を裁断しているときには細長く切られた破砕物が巻き付いていることがあります。シュレッダーのクリアランスがシビアといっても刃先は常に摩耗しますし、ビニールなどの薄いものは完全に裁断しきれず絡みつきやすいのです。刃と刃の間から破砕済みのものが下に抜け落ちる仕組みなので、シャフトに巻き付いたゴミなどが隙間を埋めると落下する量が少なくなります。
絡まった破砕物は取り除きます。
またグリスアップは重要です。オートグリスのものでもきちんと補充されているかチェックしてみてください。2軸破砕機は破砕軸の動力側の根本とそれを受ける側壁に負荷がかかりやすいので傷・摩耗が起こりやすい特徴があります。重点的に点検することをお勧めします。機種によっては動力負荷がシャフトにかかりすぎないようにするトルクプレートを装備しているものがあります。にがし部のクリアランスを定期的にチェックすることが必要です。
最も損耗するのは破砕歯です。シュレッダー仕様の刃の場合は破砕刃の摩耗とかみ合わせを日々チェックしてください。他の環境機械と比較して不具合の出にくい機械ですが、刃の摩耗は避けることができません。もし摩耗してしまった場合モノカッターは分解してメンテナンスする必要があります。百分の数ミリのレベルで何十枚も組み合わせている刃のクリアランスを微調整する必要がありますので専門的な業者に依頼しましょう。業者によっては、より摩耗しにくい専用刃物を鋼材メーカーなどと共同開発しているケースもありますのでノウハウを持った業者に相談するといろいろな仕事の悩みが解決するかもしれません。いずれにしてもモノカッタータイプ破砕機のオーバーホールには時間とお金がかかるので、その間仕事を止めたくないというユーザーはもう1セットスペアの破砕機一式をもってローテーションしているようです。
粗破砕刃仕様の場合は噛み合わせのクリアランス調整は必要ありませんが刃そのものの損傷が激しく起こります。先端部分の摩耗を数回溶接補修するうちに他のプロテクターやウイングなども摩耗していくので、最終的には破砕軸を本体からおろしてのオーバーホールが必要になります。この作業で、カッターやウイングプロテクターなどを交換するのですが、シャフト自体の摩耗を見落としがちなのできちんと測りなおしてメーカー基準値を上回っているかどうかを確認する必要があります。
・破砕物に対して適切なシャフトの自動反転機能を設定することが、2軸破砕作業を効率化します。
・シャフトや破砕歯のチェックは欠かさずにチェックすることが大切です。
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