貿易事務にまつわる各種証明書

さて、今日は一度は耳に挟んだことがある各種証明書について、簡単に紹介したいと思います。

• 船積み前の検査証明書(専門機関による検査とその証明書)

主に取引相手国からの要請に基づくものであり、この証明書は輸入手続きの際に求められることとなります。一般的にそれらの国が指定又は認定している専門機関があり、それらの機関により行われます。

検査する内容は、相手国によって異なりますが、中古製品であるため、機械状態についてが多いです。

• 洗浄証明書(専門機関による作業とその証明書)

主に取引相手国からの要請に基づくものであり、この証明書は輸入手続きの際に求められることとなります。特にこの証明を取得していない貨物については船会社から船積みNGが出ることもありますので、要注意です。

• 熱処理証明書(専門機関による作業とその証明書)

主に取引相手国からの要請に基づくものであり、この証明書は輸入手続きの際に求められることとなります。特にこの証明を取得していない貨物については船会社から船積みNGが出ることもありますので、要注意です。

• 原産地証明書

輸出する産品の原産地を証明する書類であり、この証明書は輸入手続きの際に求められる場合があります。この証明書に関しましては、相手国の指定又は認定機関は決まっておらず、発行元は「輸出者」、「製造元」、「輸出国の商工会議所」などがあり、輸入者のニーズによって手配します。

• 品質証明書

中古製品ではありますが、輸入者のニーズによって求められる場合があります。

• 重量証明書

輸入者のニーズによって求められる場合があります。

• 数量証明書

輸入者のニーズによって求められる場合があります。

• 船籍証明書

船会社が発行するものであり、信用状取引の際に求められる場合があります。信用状で求められる内容としては船の旗国、年式、所有者、状態等があります。

以上、取引相手又は取引相手国のニーズによって色んな書類が求められるのも貿易の一部。自社にて手配できるものもあれば、他機関からでないといけないものも多いため、取得までの時間やその費用などについて事前に調べて置くことをお勧めします。

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