中京重機のオフィシャルブログです。
2016 10.20
カテゴリ: 重機、 建機、 輸出、 建設機械、 買取り、 中古
こんにちは。
ようやく過ごしやすい季節になってきましたね。今回はブルドーザー・ホイールローダーの相場動向をテーマにしたいと思います。
タイヤショベルとも言われるこの重機はこの10年で最も価格が落ち込んでいるカテゴリーだと思います。昨年と較べても天地の差があります。
例えば高年式のホイールローダー。悲惨です。例えばWA100-5や910H、稼働1000時間以下であっても500万を超える事は少ないでしょう。キャノピー仕様であれば400万付かない事もあり得ます。
WA100-1や910E、KLD50Zのような低年式モデルはまだ幾分ましな状況ですが、一番の買い手であった中東系(主にエジプト)バイヤーも元気がありません。彼らの欠場で100万近く相場は下がってしまいました。
従って、今が国内ユーザーの方には買い時といえるのではないでしょうか。ただし投機的な買い方はお勧めしません。投機は控える、需要があれば買う、が適切なポジションと考えます。売却を検討されている方は状況が逼迫していないようなら今は売り時ではありません。冬になれば多少なり相場は上がってくるはずですから静観がよいかと思います。
中国経済の減速が顕著になってしばらく経ちますが、世界経済は復活できません。建機輸出の低空飛行がここまで続くのを見るのは初めてです。
これまでの膨張し続けてきた世界が異常だったのだと今は思います。縮小した世界が元の規模に戻る事はなく、スケールダウンした経済の中で私たちは各々のビジネスが成り立つようにしていかなければならないでしょう。逆境をチャンスととらえ建機輸出の新しいモデルを立ち上げていきたいと思います。
買い時です。売り時ではありません。
大型機は待っても相場が上がる事はなさそうですので、思い切って売り払ってしまってもいいのでは。
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S.H.
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