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2017 02.18

海外高所作業車事情~台湾編~。

投稿者: S.H.

カテゴリ: 重機建機建設機械高所作業車中古クローラー式ホイール式

こんにちは。先日台湾のお客様訪問をする機会がありました。

台湾は夜市が有名ですが、たまたま泊まったホテルの近くで六合夜市というナイトマーケットがやっていたので行ってみました。海鮮やスイーツ、串物などの屋台が軒を連ねていい感じでした。僕はエビと貝の串焼きと牛肉麺を食べましたがどちらも美味しかったです。有名スポットらしいので高雄に行かれた際は一見の価値ありです。

今回訪問したお客様のなかで高所作業車をメインで扱われている中古重機・建機販売業者様が何社かいらっしゃいました。

詳しくお話を聞かせて頂けましたのでそのテーマで今回は書きたいと思います。

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台湾はなぜ高所作業車需要が高いのか。

みなさまはご存じないかもしれませんが
台湾は中古高所作業車の一大需要国です。

アイチコーポ―レーション(AICHI CORPORATION)の様な国産メーカーはもとより、GENIE(ジーニー)やJLGといった海外製も多く輸入されています。私もブームリフトやトラックマウント式などの高所作業機が入荷したら、まず台湾のお得意先へ紹介させて頂いています。

しかしながらなぜ近隣諸国と比べてなぜ台湾は高所需要が高いのか、
理由を明確には理解していませんでした。台湾を定期的に訪れている方ならお気づきかもしれませんが、台湾では近年で鉄道や高速を含む幹線道路の高架化が進みました。
台湾の東側はほぼ山岳地帯で人口のほとんどが西側沿岸に集中しており、その小さい面積の中に交通インフラがとても良く整備されています。ちなみにHSRと呼ばれる台湾新幹線は日本の新幹線とそっくり、というかまんま持っていった感じです。

taichung.jpg

これらのインフラがほぼ高架になっているのです(台湾新幹線の駅はほとんどが高架化されています)。

もうお分かりと思いますが、、、

インフラの高架化を進める上で大量の高所作業車が必要になり、
高架化終了後も保守管理にやはり高所作業車が必要とされているのです。
また半導体工場やアリーナの大規模建設プロジェクトもあり、高所作業車の需要をさらに押し上げているそうです。

レンタル事業者が需要の中心。

今回、ご訪問した中古重機・建機販売業者様によれば
台湾で需要が多い高所作業車は建設工事を請け負う業者が保有しているのか?
と思ったのですがそうではなく、
最終のバイヤー様は重機・建設機械のレンタル業者だそうです。
輸入業者=レンタル業者の場合もありますし、レンタル業者に販売するだけだという中古重機・建機販売業者様もいらっしゃいました。

レンタル料金はどれほどなのか興味深い所です。改めて機会があればこの点についても書いてみたいと思います。 

台湾で広く流通しているのはアイチコーポレーションの機械でした。主流は作業高12~18Mのクローラー式ブームリフトのようでSR123,SR181やSR182は多く見かけました。
21~25mのSR210やSR250も取り揃えられていました。

ホイール式ブームリフトは構内作業向けで需要があるようで、SP181や182、SP210がよく見られます。

嬉しいことに日本製が最も評判がよいそうですが、古め(90年代前半製造)のものしか中古市場に出てこない為、高年式のものが欲しい!との声が多かったです。

そのせいでしょうか、海外製のGENIEやJLGは比較的新しいものが多かったように思います。

高所作業車の分類について、ウィキペディアで分かりやすく解説されていましたので、以下転載します。

●構造による分類

ブーム式
クレーンのようなブームを備え、その起伏(昇降)・伸縮・旋回による構造。ブームの先に作業床としてバスケット(カゴ)が取り付けられており、作業者はバスケットに乗って作業に従事する。尚、バスケットよりも広く、重荷重に対応したプラットホームを有した機種や、ブームの一部が屈折する機構を有する機種も存在する。主に作業床高さ8m以上のトラック搭載型又は自走式(後述)でよく見られる。
垂直昇降式
プラットホームが垂直に昇降する構造。主に作業床高さ2~10mクラスの自走式(後述)でよく見られる。昇降機構がマストブーム式(ブームが直立)のものとシザース式(はさみ状に交差する支持脚を組み合わせ昇降するもの)がある。一部の消防本部・局で保有している「レスキュータワー車」はこれを消防用自動車に改装したもので、狭くて通常のはしご車が使えない場所での高所救出に使用される。

●走行方式による分類

トラック搭載式
トラックに高所作業のための機構が組み込まれ、公道走行が出来る。拠点から拠点への高速移動が可能。
自走式
1980年代の半ばごろから、造船業界で高所作業車が導入され始めた。当時の造船業界では船体に沿って作業足場を組み立てる工法だったが、「無足場工法」を高所作業車メーカーが提案し、「ホイール式」という新しいタイプの高所作業車が開発された。「ホイール式」は、造船所の敷地内を移動できればいいため、トラック式の必要はない。必要なものは、巨大な船体をカバーするための高い揚程と、作業姿勢のまま船体に沿って移動できる自走能力である。また、「無足場工法」は建設工事業界にも導入され、不整地や狭隘な場所での走行に有利な「クローラ式」が用いられた。この「ホイール式」、「クローラ式」を合わせて「自走式」という。

 

中古バッテリーリフト先進国??

もう一つ特筆すべき点としてはバッテリー式高所作業車が普及している点です。genie.jpg
他アジア諸国と比べて非常に多いように思います。バッテリーリフトには大きく分けてマスト式とシザース式があるのですが、こちらではシザース人気の方が高いそうでした。なぜシザースが良いのかについては今後の取材を期待して頂ければと思います。

中小規模のメーカー様向けや都市内高架部の保守管理に重宝されるそうです。排出ガス規制が進めば需要がもっと伸びるかもしれないですね。

アイチさんのRV041やRV060、GENIEのGS1530をよく見ました。 

このテーマはいずれもっと掘り下げて書きたいと思いますが今回はこの辺りで。ありがとうございました。

 

 

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まとめ

台湾は高所作業車が大好きでした。弊社でも力を入れている分野でして、在庫の充実を図っています。定期的にチェック頂ければ幸いです。

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