中京重機のオフィシャルブログです。
2025 03.13
こんにちは。
春、ですね。卒業や入学、そして入社とそれぞれの方たちの道筋が変わったり、交差したりするシーズンです。
中京重機は中古重機の会社で、当然重機に関わる知識やスキルを持って・求めて合流してきたベテラン社員が在籍しています。
ですが、新卒で挑戦してくれた社員も活躍しています。春になってそんな社員の話を聞いてみたくなりました。
今回話を聞かせてくれたのは、ちょうど一年前から一緒に仕事をしてくれているYさんです。
中京重機に入って一年たちました、私は学校を卒業してすぐに整備職に就いたことになります、振り返ればあっという間の一年でした。機械いじりを趣味にしていたわけでもないので何もわからないからのスタートでしたが、先輩達がそこはしっかりフォローしてくれたので少しづつですが吸収できたのかなという感触です。それでも覚えることが多くて、それも一回の現場・整備で覚えきらないことも多かったこともあるのですが、あはは。
中古重機業者での整備の仕事ですので重機・建機の知識が必要になることは当然なのですが、実際の現場では部品の外し方や整備に使う道具・工具の使い方とかも当然必要になるわけです。この現場や機械の整備を経験してテクニックを覚えたと思ったら違う現場でまた違う方法とかに触れてこれ覚えたと思ったら時間経ちすぎて前のテクニックがうろ覚えになっている、えーとこれ何だったっけ というのを繰り返すこともあったような気がします。
機械の種類の話もでましたが、機械を構成するパーツの名前、パーツを構成する部品の特性等についてももっと勉強することは必要ですね。たとえばエンジンの構造とかまだまだ理解を深めなくてはいけないのですが、そういったパーツを外す時にかなり力入をいれても硬くなって外れないとか 力入れすぎると 部品が壊れるとかということもあります。このままだとやばい、壊れそうとかでどれくらいの力配分だと壊れてないかなといいった力加減がまだよくわからない部品、ビスもあります。そして壊れそうと思うと怖くて部品がと取れなくて作業のスピードが落ちていってしまいます。”・・これが取れないんで困ってます。”って言うと 先輩がさっと簡単に取ってくれるんです。 あっ!?て感じですね こういった先輩の使っている手順やコツをつかむことが大切だし、今も自分に求められてることだと感じます。
例えば業務知識の中で商品の知識、中京重機が得意な木材破砕機で言うと大きなおわん型のタブの中に上から木を入れてグルグルと回転させ下に筒形のローターが回転していて付属している破砕歯で木材を破砕していくという一般の方向けの概略の知識があり、その機能を実現するためのエンジンや油圧ポンプ等のパーツの知識もあり、それらを構成するの部品がそれぞれどのような働きをするという知識、逝ってみればそれぞれのレベルで”仕組みを理解するための知識”があります。 それに加えて整備だとそれを”うまく機能させるための方法、パーツを固定させる部位等を適切に設置する、適した状態に保つ等の知識”があることに気づき始めてきました。
自分が経験した一年間だと任された仕事のレベルにも左右されることが多いのですが、後者のほうが必要になる比重が重かった印象があります。簡単に言うと整備のやり方の話ですね。今取り外そうとしているこの部品がどんな役割を果たしているというのも当然整備士には必要な知識ですが、目の前の部品を操作してパーツを取り外す業務の中ではパーツの作動原理を理解するよりもある箇所がパーツに繋がって止めているので そこをいじれば外れるとかいう知識が必要になることがあって それは知識というよりもむしろやり方・方法の話だと思います。当然 機械の知識もきちんと教えてもらいますが 一度に覚えようとするとわかんなくなっちゃうのでとりあえず業務に必要なやり方を覚えていくというスタイルでした。
今一緒に作業している先輩も”全部一度で覚えるわけないから、先輩が話してくれたことの内3割か4割わかってくれればいいよ” って言葉をかけてもらえて助かっています。そして一通り話を聞いてその中のわかっていることを拾ってつなげていく、かろうじて自分のわかる言葉が出てきてそれをつないでいくと自分なりに ああこういうことかなとおぼろげながら全体像が見えてきます。そこでわからない事を聞くと先輩に教えてもらえる。そんな感じの一年という期間で、今の先輩は自分にとって相性のいい仕事の教え方をしていただいたかなと感じています。
とはいえ教え方というのは教える側・教わる側との関係や時間の余裕などの状況、教わることの内容の深さなどで変わってきます。本当に初期の頃は右も左もというどころか整備工場の歩き方もわからない状態です。そんな時は基本的な道具の名前だったり 置いてある場所から始まり、消耗品例えばオイルの交換だったりといった事を教えてもらっていました。この部品はこの道具を使ってこうやって回して外して交換していくとか、工場街の現場に関わる時はこの機械をここにおろしたいので パレットを引いて部品が機械に掛からないないようにしてとか手順を順に教わっっていました。
今“こうやって”とか“この”とか“ここに”という表し方で話したのですが、そういった部分に入る要素の数がとても多くてそういった動作のパターンを教わるというよりやりながら覚えていく毎日でした。ここに工場内での作業、現場での作業、パーツの製作か交換か、自分の扱える機械、道具のバリエーションが増えて行き、活動の場面も徐々に増えてそれぞれの仕事に先輩達と一緒に向かい合うという一年でしたね。
Yさんの話、如何でした?具体的にどうだったかはまた次の機会で如何でしょうか?
覚える事が多い中古重機の整備の仕事、とりあえずは手近な仕事の”やり方”を覚える事から始めました。
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