中京重機のオフィシャルブログです。
2019 01.28
カテゴリ: 建機、 建設機械、 買取り、 下取り、 中古重機
どーも。今シーズンの冬は暖冬で過ごしやすい日が続いてますね。去年は異常気象とか災害とか多かったと思いますがそれにめげずに今年も頑張っていきたいですね。
さて今回は移動式スクリーンについて書いていきたいと思います。スクリーン(選別機)といっても様々な用途に応じた種類があります。まずは大きく分けて振動式と回転式があります。
振動型タイプのスクリーンはフィンガータイプとグリズリタイプとメッシュタイプと有ります。
フィンガータイプのスクリーン
基本的には建設残土や混合廃棄物を振るうのに適していると言われております。フィンガーはスクリーンの振動を受けさらに振動する構造となっておりますので目詰まりが少ないです。ただ、フィンガー自体は細く、折れたり破損したりしやすいです。
機種例)VR516FS・FS165T
グリズリタイプのスクリーン
大塊投入時の強い衝撃に対応しながら振るい落します。その名の通り頑丈な構造を生かして砕石現場、解体現場で発生する岩石やコンクリートなどの材料に適しています。いくら頑丈なつくりとは言え、最初の投入の仕方が荒いとグリズリが曲がってしまったりします。当然曲がってしまったり損傷すると選別効率も落ちてしまいます。
機種例)BM595・BM545S
メッシュタイプ
最も一般的なスクリーンで網目や形状を変えることによって容易に製品のサイズを変えることが出来ます。網の選定のポイントはサイズ、現状の処理量、投入物、消耗度(耐久)の全てがベストなものを選定するのが重要ですね。
機種例)VR408・KOMPAQ
試運転動画を一部ご紹介します → VR512-2試運転 FS165T試運転動画
回転式スクリーンはディスクタイプとトロンメルタイプとロータリーが有ります。
ディスクタイプ
円盤型や星型のディスクをそろばんの玉のように盤状に並べて回転させ、その上に材料を流し、隙間から振るい落とします。木材チップやコンポスト、含水率の高い有機物に適しています。選別サイズはディスクの回転速度によって調整できるのが特徴的です。例)マルチスターL3N・SPC600
トロンメルタイプ
円筒状の網を回転させながら振るい落とします。砂利や砂などの乾燥物のふるい分けに効果的です。ドラムの大きさの割に実際仕事(処理する)部分は下半分程度なので全体の大きさの割には処理量は小さいです。
例)512RET・MKT511
ロータリースクリーン
木材の選別に特化したスクリーンロータリー式の回転の為、チップの縦抜け・目詰まりが少なく効率的にチップの選別が行えます。自走式では数少なく、諸岡の製品が主流です。固定式ではバイオマスのプラントではよく使用されています。例)MRS24・MRS36
試運転動画を一部ご紹介します→ MRS36試運転動画 SPC600動作動画
・スクリーンのつくりは単純だが知識が必須。
・機械選定時は各スクリーンの下調べは必須。
・機械選びに困ったら中京重機!!!
H.I.
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