中京重機のオフィシャルブログです。
2018 07.19
カテゴリ: 建機、 建設機械、 買取り、 下取り、 中古重機
おはこんばんにちわ。
最近は日本各地で自然災害が多くてほんとに怖いですね。先日の西日本豪雨で被害に合われたお客様方々からご連絡を頂き、非常に大変な事だと聞きました。1日でも早い復旧と被害に合われた方へ対策が迅速に行われるよう祈っております。
今回はそんな災害時に発生する流木や間伐材の破砕でも大活躍で大人気のコマツBR120T-1について書いていきたいと思います。
さて、先日(と言ってもちょっと前のことになりますが・・)出張買取査定で拝見したのは、コマツ製のBR120T-1でした。
今まで何台も検品していたBR120T-1ですが、今回あらためて感じた事としては「他社の同等機種と比べて非常に丈夫な機械だな」ということです。
木材破砕機の中古品は、そのだいたいが破砕ドラム用モーターからの油漏れだとか、モーターカップリングの摩耗、さらにはローター用ベアリング不良等きまっていろいろあるものですが、このBR120T-1については今までそういった大きな不具合を見たことがありません。
また、他にもコマツ製の木材破砕機の特徴といえば、大変お金がかかった造りをしているところが言えます。
たとえば他社のドラムベアリングの潤滑はグリース注入式ですが、コマツはオイルをベアリングまで循環させて潤滑しています。さらに付帯する部品も豪華でベアリングを潤滑する為にオイルポンプ、タンク、エレメントまで付いています。←プラスアルファで部品が付いている為その分丈夫になるんじゃないのかと思います。
ここで検品時に気を付けるポイントとしては!
この一連の潤滑装置が壊れている場合に全てを交換するとなると100万円弱!かかる場合があるということです。その為、日頃よく忘れがちなメンテナンス箇所の念入りなチェックが必要です。
昔、見たのは大型機のBR200T-1を買ってきたときのこと。例の潤滑装置がなくなっているのにその部分にメクラがしてあり、グリスで潤滑する方式に改造が施されていたというもの。
とんでもなくめちゃくちゃで大変だった記憶があります。
「 要注意!これにだまされるな!! 」 の図。
ご存知の通りBR120T-1やBR200T-1のようなタブ式木材破砕機のメリットは大きめの生木や伐根等を破砕することに長けていることです。
破砕する材もホッパー容量が大きい為投入しやすく、その分投効率も高いのです。
その恩恵は実際に使いこなしているユーザーさんならよくご存じの事だと思います。
ですがメリットがあればデメリット(問題)もあるのが人間の作る製品の特徴。この大量破砕のマイナス面としてよーく言われるのが破砕材の飛散です。
この飛散というデメリット、これも実際に使ったことがあるユーザーさんなら周知の事実!
メーカーの取扱説明書には「作業時は30メートル以上は離れてください。」なんて書いてあったしりますが・・危険極まりないです。
実際に破砕現場に見学行ったりしてもかなりでっかい木片が空の彼方へとんでいくなどがあります。実際ウチで他社のタブ式ですが破砕試運転を行った際は会社の屋根の上まで飛んでいきました。それでなくても小さな木片がひっきりなしに飛び散って近づけないですね。
でもそんなこともコマツには織り込み済み!BR120T-1には(KOMATSU REFOREのタブシリーズには)油圧可動式の飛散防止カバーが付いており飛散を半分以下に抑えられます。
しかもラジコンで開閉が操作できるので投入時に投入しながら遠隔操作での開閉も容易です。
さすがですね。
BR120Tはプラスアルファな装備がいっぱい。
潤滑装置のメンテナンスを怠らない事。
飛散防止カバーが油圧である。
ラジコンを駆使すれば作業効率アップ。
機械選びに困ったら中京重機!!!
H.I.
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