中京重機のオフィシャルブログです。
2023 09.08
カテゴリ: 中古建機、 輸出、 建設機械、 中京重機、 海外、 貿易
皆さんこんにちは!
すっかり空も秋模様、ここ最近は朝晩過ごしやすくなりましたね!季節の変わり目、どうかご自愛ください。
さて、今回は海外向け貨物を輸送するに当たり、「荷印」の役割についてご紹介したいと思います。
英語では「ケースマーク(CASE MARK)」、「シッピングマーク(SHIPPING MARK)」ともいいます。(以下、「ケースマーク」と言います)
輸送する貨物の荷姿にもよりますが、段ボール箱や弊社取り扱いの重機の場合は機械ボディーの外側などのような見やすい場所に、輸送する貨物を特定できるように貼ります。重機の場合はペンで直接書く場合もあります。
国内で貨物を送ったり送ってもらったりしたことのある方は、箱に送り状が貼ってあり、依頼主や届け先の詳細、貨物の詳細などが記載されていることに慣れていらっしゃるかと思いますが、海外向けに輸送する貨物は送り状そのものを実物に貼るというのは小包貨物(クーリエ)に限られるのではないかと思います。尚、それ以外の貨物に関しましては「実物」、「書類」の動きが別々になることを理解して頂く必要があります。
この際、輸出者(シッパー)は下記に依頼をすることになります。
・乙仲---輸出通関のため
・運送会社(航空会社又は船会社)------貨物を乗せるため
この輸出にかかわる人たちが貨物を特定し、動かすためにケースマークで「実物」と「書類」を紐づけていきます。実物に貼ってあるケースマークと書類上のケースマークが一致しなければなりません。
ケースマークの内容として決まったフォームはありませんが、
積地、仕向け地、原産地、商品名、型式、個数などを記載することが多いです。
売買内容によってはバイヤーや銀行(LCの場合)から指定されることもあります。
貿易事務のプロが教える「貿易取引で必要な書類の作成方法」Part4!! (chukyo-juki.co.jp)
例えば、日本製のABC200という機種の機械1台を名古屋港からバンコク港に輸送する場合ですと、下記のような作成の仕方などがあります。
ABC200
NGO-BKK
C/NO.1/1
MADE IN JAPAN
また、下記のように図形を入れてのケースマークも記載は可能ですが、
注意しなければならないのは、実物に貼ってある通りの図形を書類にもそのまま記載しなければなりません。
つまり、この場合は文字と図形を含めて一つのケースマークになります。
また、書類に記載不可又は記載の難しい図形や記号などは避けることをおすすめします。
FCL貨物の場合はその特徴から貨物にケースマークが無くてもいい場合もあります。しかし、仕向け国によってはケースマークがない貨物は輸入できない又はペナルティを支払わされることもありますので、十分注意が必要になります。
・荷印は、ケースマーク(Case Mark)ともいいます。 箱に貨物を特定できるように表示します。
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