カテゴリ: 建機、 中古建機、 建設機械、 中古重機、 修理、 保証販売、 中古車保証、 重機の整備、 リサイクル機械、 オリジナルパーツ、 環境リサイクル機械
中京重機のオフィシャルブログです。
2022 04.02
カテゴリ: 建機、 中古建機、 建設機械、 中古重機、 修理、 保証販売、 中古車保証、 重機の整備、 リサイクル機械、 オリジナルパーツ、 環境リサイクル機械
こんにちは!
暗いニュースになってしまいますが、、、ロシアがウクライナに軍事進攻してもう1か月が経ちました。世論はロシアが悪者で世界中ウクライナ支援一色という構図のようですが、どのような背景があるかは別としても本来は反戦を断固主張すべきです。戦闘に一般市民が巻き添えになるのはもってのほかです。一日も早く軍事作戦が終了することを願っています。
さて、今回もおなじみ「環境リサイクル機械バラしてみた」シリーズの記事です。コマツガラパゴスBR380JGに純正でも新車時にオプション設定のあるサイドコンベアをお客様の要望でワンオフ製作した模様をレポートします。ご興味のあるお客様は参考にしてみてくださいね。
さて、今回も始まりました「環境リサイクル機械バラしてみた」シリーズ。
人気の自走式ジョークラッシャー「コマツ BR380JG-1」をまたまたバラしてしまいました。このBR380JG-1ですが通称名"ガラパゴス"はもうおなじみの呼び名ですよね。国内・海外問わず安定の定番商品です。
でもあまり見たことがないのが「サイドコンベア」仕様。他社のジョークラッシャーでは標準装備となっているものもある中でコマツのBR380JGではオプション設定となっています。
まあ、「いらないっちゃあいらないけど、あったらあったでそれもいい・・」そんなサイドコンベア。本来はグリズリフィーダーの隙間からこぼれ落ちる小石や砂状の石を受け止めてメインコンベアとは別のところに排出する目的を持っています。グリズリのコーム幅が40-50mmとすると40ミリアンダー材は破砕することなく抜き出せるわけです。この機能がない機種の場合はメインコンベアへと落としますから狙ったサイズの破砕材と同じ所へ排出されることとなります。
実際に純正のサイドコンベア仕様を見てみるとグリズリ下のシューターに切り替えレバーが付いていてメインコンベアに落とすこともできるようになっています。
ユーザーとしてはいろいろな想定に対応できる機能をもっていることはとても頼もしいといえるのではないでしょうか!?
実は今回の仕事は弊社の中古在庫機の商品企画ではありません。
もうすでに販売が決定した商品についてお客様から追加整備の依頼を受けたための仕事となります。お客様の要望があるんですね。「こんな風にしてほしい」みたいな感じです。営業が受けてくるのですが、メーカーからの部品供給や資料提供が万全なわけでもないのに、ウチのサービス部も実際なんでも作っちゃうので仕事の受けがいがありますよね。でも実際に作業する側はどうなんでしょう(大変なのは間違いないですが)・・
黙って作業するY工場長の作業をみていたら、このサイドコンベア製作の工程はおおむね3段階のようでした。
第一段階はシューターの切り替え機能の加工、第二段階はサイドコンベアの加工との本体への取り付け、最後の第三段階は油圧回路の取り出しと全体的な調整。
さて第一段階から始めましょう。
純正のオプション設定部品を取り寄せてくみ上げていくのかと思いきや一般鋼材を取り寄せて作っていく見事なワンオフ製作。純正さながらの切り替え機能も付けました。重機整備はやっぱり金属加工と溶接技術の積み重ねでできあがっているのですね。
次に来るのが搭載するサイドコンベアの選定です。
今回はお客様のご要望を受けた製作仕事ですから、そもそも想定するプラント設計に合わせたコンベアサイズのご注文があります。本来メーカーが設定するサイドコンベアなど純正装備品は走行時の重量バランスや搬送時の法令を考慮して設計していきますが、その必要性は今回の場合はありません。
でも、一般的なコンベアがそのまま乗っかるわけでもなし・・しかしどこで見つけてくるか知らないけどちょうど良さそうなのを仕入れてきますね。営業マンはそういう情報力でサービス部をカバーするんですね。
さあ、いよいよ作業も大詰め!コンベアベルトの調整や油圧パワーラインの取り回しに入っていきますよ。ちゃんと塗装も自社内でキレイに仕上げてカッコよく仕上げていきます。
お客様にも喜んで欲しいですからね。
さあ、いかがでしょうか?
中京重機では企画整備した在庫商品を販売するだけでなくお客様のご要望に応じた修理、整備、製作を同時に承っています。機械ご発注の際はもちろん、お問い合わせや購入検討のタイミングでもお客様の使い方に応じた対応が可能か相談に乗らせてください。また、お客様が所有する機械の整備だけでもご相談にのりますよ。ぜひお問い合わせください。
コマツ自走式ジョークラッシャーBR380JG-1のサイドコンベア搭載機は意外と少ない。
ワンオフ製作にてサイドコンベアを取り付ける際の手順は3段階
第一段階:シューターの加工
第二段階:コンベアの搭載
第三段階:油圧回路の取り出し
A.S.
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