中京重機のオフィシャルブログです。
2018 03.21
カテゴリ: 建機、 建設機械、 買取り、 下取り、 中古重機
こんにちは。
桜の開花をちらほら耳にする季節になりましたね。
中京重機のある名古屋ではまだのようですが、皆さんの地域ではどうでしょう・・・。
ずいぶん暖かくなりました。野菜の高騰がそろそろおさまることを強く願っています。
さて、今回はホームページから買取りお問い合わせのお客様のところまで出張査定に行ってきました。その模様をお伝えいたします。
さて、今回出張査定で拝見したのは、諸岡製自走式木材破砕機「MC-1500」です。
中京重機の得意分野「環境リサイクル機械」のなかでもこの諸岡のMCシリーズは大変人気のある商品です。
「諸岡」は林業用機械を専門として木材破砕機やクローラーキャリアなどを製造しているメーカーです。
諸岡の製品はシンプルな構造で使いやすいため大変信頼性があり、中古機市場でも人気があります。
現行機種でもあるこの「MC-1500」は小型コンパクトでパワーがあり、機動性が優れているのが特徴。より強力なエンジンを搭載した(ボディーサイズは同じですが・・)「MC-2000」と並んで常に販売の方も引き合いがあります。
仕入に力を入れている機械ですので、是非 お客様のご納得いく金額提示で決めたいところですね。
さあ、さっそく検品を始めましょう!
自走式木材破砕機ってのは買取査定検品の難しい機械ですよね!
破砕機っていうぐらいですから、自らの構造物に対する負担もかなり多きいです。
目に見える破損はもちろん、エンジンをかけて、破砕装置を動かして、機械の反応から、使用の状況から状態の目途を付けていきます。
※自走式木材破砕機の製品的特徴については弊社ホームページのコンテンツでごご覧いただけます。
ご参考ください。
さて、今日はそんな中で気になったことを記事にいたしましょう。
諸岡MCシリーズにはアワーメーターが2つついています。なぜでしょう・・・これは諸岡が林業機械メーカーであることが理由の一つです。
この自走式である木材破砕機「MC-1500」のベースマシンを自社製のクローラーダンプ「MST-1500」で製造しているのです。
「MST-1500」の基本構造体の上にホッパータブや破砕ローターを組み込んでいますが、コクピットまわりの設計には変更を与えていません。
また、破砕作業をする上では破砕機の操作類が集中する本体左側にエンジン回転計などの計器類があった方が都合がいいため、アワーメーター内蔵型エンジン回転計を搭載しているのです。
でも、この2つのアワーメーターそれぞれ表示が異なっていることが多いのですが、どちらを信用したらいいのでしょう・・
それは、やっぱり本体左側のメーターなんでしょうね!
コクピット側のインパネ内蔵型のアワーメーターはイグニッションキーONで作動開始となります。
これに対し本体左側のエンジン回転計内蔵型のアワーメーターはエンジンON時作動するようになっています。
同じように感じますが、このインパネ側のアワーメーターが結構壊れやすいのです。
なので、検品時はエンジン回転計内蔵のアワーメーターを基準にしながら、エンジン接合部分の油のにじみや、排気の色、メインポンプの状態や、破砕歯の摩耗や交換状況から実アワーを特定していきます。
それでも、ハッキリしないときなんかは、あんまり自信がないですねえ・・・。
そんな時大事になるのが「整備履歴」です。
重機・建機の場合使用条件が過酷になるので、必ず修理や整備が必要になります。
その時の履歴をおろそかにしてしまうことが多いのですが、必ず保管しておいてください!
とくに新車からワンオーナーで整備の履歴を取っておかれると効果倍増!車歴がはっきりするのでアワーメーターの実時間を証明できるだけでなく、機械の価値をぐっと上げるポイントになります。
中古重機・建設機械はアワーメーターが4000HR以内の機械に人気が集中し、そんな機械の価格が大変高騰しています。
ただし、6000HRや7000HRまわった機械でもきちんと整備メンテナンスされて程度がよい機械は、これに次いで中古機をお探しのお客様も欲しがるのです。
以外にも、エンジンオーバーホールやメインポンプ換装など重整備の履歴ほど隠さず提示いただいた方が効果絶大。
高価買取査定ゲットになるポイント高いです。
中京重機ではさまざまな種類の重機・建機の買取を行っています。
ご要望のお客様はホームページの「買取査定フォーム」か「フリーダイアル」までお問い合わせください。
「環境リサイクル機械」の買取は全国出張査定無料。
諸岡製自走式木材破砕機はとくに人気商品。
MCシリーズの稼働時間は本体左側のエンジン回転計側アワーメーターを基準に機械の損傷状態から総合的に判断。
高価買取のポイントは整備履歴の保管にあり。
A.S.
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