中京重機のオフィシャルブログです。
2017 10.21
カテゴリ: 重機、 中古建機、 中古建設機械、 建設機械、 高所作業車
こんにちは。
沖縄で「那覇大綱挽まつり」が開催されたそうです。
なんと、総重量43トンもある巨大な綱を引く祭で、
ギネスにも認定されているそうですよ。
この祭で使用された大綱の撤収の様子が記事になっていました。
写真から見事なクレーン操作がうかがえます。
重量がある上に長い綱をトレーラーに積むのは想像しただけでも大変そうです。
記事になっているのは撤収の様子だけですが、設置も同様にクレーン車が大活躍したのでしょうね!
さて今回は、中古の高所作業車を購入する際にぜひチェックしてほしいポイントについてお伝えします。
『中古の「高所作業車」がお手頃価格で流通している理由とは・・』で説明した通り、中古市場に流通しているテーブルリフトやブームリフトといった自走式高所作業車の多くは、リース会社から払い下げられた低年式&ハイアワーの車両です。
リース会社が保有していた車両で安全点検がきちんと行われていることや、中古の流通価格が低いことなどから、自走式高所作業車を中古で販売するときは現状販売が基本です。
しかし、不具合のある車両が絶対にないとは言い切れません。
それは、リース会社からの払い下げはオークション(入札)形式で行われる事が多いからです。
オークションに自走式高所作業車が出品される場合、5台セットとか10台セットというように複数台まとめて出品されることがほとんどです。
実際!稀にそのセットの中に不具合のある車両が入っていることがあります。
中京重機の場合、仕入れたすべての自走式高所作業車の状態をチェックして、不具合がないかを確認しています。
そして、不具合のあるものでも「修理をして再販できる車両」、「修理代が高額になるなどの理由から再販しない車両」を選別しています。
とはいえ、修理など手を掛ければ掛けるほど、中古の販売価格が高くなってしまいますので、安全に利用できる必要最小限の修理に留めています。
ですから、自走式高所作業車を中古で購入する際には、低年式&ハイアワーの車両だということを念頭に置いて、しっかりとご自身の目で状態を確認して納得した上で購入を決めるようにしてください。
中古の自走式高所作業車を購入するとき、まずチェックすべきポイントは、「充電器」と「バッテリー」です。
充電器の不具合は、自走式高所作業車にとってかなりの致命傷です。
充電ができなければ、動かすことができません。
購入時の限られた時間ではフル充電を試すことはできませんが、一定時間充電を試すことで、充電器が機能するか否かを確認できます。
そして、自走式高所作業車の動力となるバッテリーのチェックも大切です。
バッテリーは消耗品ですので、長く利用していれば必ず交換が必要になります。
そのため、購入時にはバッテリーの状態をチェックして、そのまま利用ができるのか、それとも交換しなければいけないのかはしっかりと把握しておきましょう。
スイッチを入れれば、だいたいの機種はバッテリー残量をインジケーターで確認することができます。
もっと正確にバッテリーの状態を把握したい場合にはバッテリー液の比重計や専用測定器の利用が有効です。
尚、当社では比重計の計測結果もお伝えしますので、わざわざ計測する必要はありませんが、気になる場合はご自身でチェックをしてみてください。
その他、カバーを開けてバッテリー自体を見る方法もあります。
自走式高所作業車には複数のバッテリーが搭載されていますが、それぞれに生産年月日や交換現月日が記載されていることもあります。
これもバッテリーの状態を把握する重要な情報のひとつです。
中京重機では、バッテリー交換が必要だと判断された車両でも、展示中は交換をしていないこともあります。
それは、展示期間中に交換をしてしまうと、せっかくの新品のバッテリーを無駄に消耗してしまうからです。
「バッテリーの状態が悪い場合は、納品時に新品のバッテリーに交換してもらえるのか?」
「自分で新品のバッテリーに交換しなければいけないのか?」
という点も中古重機販売業者にきちんと確認しておきましょう。
次のチェックポイントを簡単に言うと、「動かせる箇所はすべて動かしてみる」ということです。
とはいえ、自走式高所作業車は非常にシンプルな構造ですので、動かせる箇所は「走行」と「リフト」の2点のみです。
「走行」の確認は、実際に自走式高所作業車を移動させて行います。
前進、後進はもちろん、右旋回や左旋回などの動作も一通り確認してください。
長く利用してきた車両なので、例えば「右旋回が弱い」などのクセがある場合もあります。
実際に運転をして、そのクセが許容範囲なのか否かを操作感によって判断してください。
「リフト」の確認は、実際にリフトを昇降させて動作確認をします。
このときには、必ず『最高位置までリフトを上げる』ようにしてください。
なぜなら、1メートルほど上げて動くことが確認できたとしても、2メートル以上になると水平センサーによる安全装置が誤作動して停止してしまうというケースもあり得るからです。
また、マストやシザースのガタによる揺れが気になるケースもあります。
安全性に問題はありませんが、この揺れについても許容範囲かどうか確認しておくことで、より安心してご利用いただけます。
当社で販売している自走式高所作業車については、1台1台すべて状態をチェックしています。
ご自身の目でチェックするのと同時に、気になった点があればお気軽にお尋ねください。
高所作業車の購入を検討されている方は、ぜひ中京重機にお問い合わせください。
中古高所作業車は現車販売が基本。購入時はご自身の目できちんとチェックすることが大事。
自走式高所作業車の動力である充電器やバッテリーのチェックは必須。
走行操作やリフトの昇降操作も一通り確認する。車両のクセも確認して、許容範囲かどうかをチェックする。
A.S.
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