カテゴリ: 重機、 建機、 環境機械、 建設機械、 修理、 木材破砕機、 You Tube、 整備、 コロナウイルス、 ベアリング、 中古、 スクリーン、 諸岡、 ドラム、 破砕モーター
中京重機のオフィシャルブログです。
2020 05.11
カテゴリ: 重機、 建機、 環境機械、 建設機械、 修理、 木材破砕機、 You Tube、 整備、 コロナウイルス、 ベアリング、 中古、 スクリーン、 諸岡、 ドラム、 破砕モーター
みなさま、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
連日コロナウイルスが騒がれております。
インドアの私にとっては外出自粛のストレスを感じることはあまりないのですが、何分先の見えない終わりには不安を隠せません…。
さて、普段YouTube動画の撮影等をさせていただく私ですが、リサイクル機械・環境機械の整備に参加することも何かとございます。
そこで今回は諸岡製木材破砕機「MC-1000」の破砕室の整備を行った際に感じたことや発見をお話しできればと思います。
このMC-1000は諸岡のタブ式木材破砕機の中では最小の破砕機です。諸岡製のMCシリーズは中京重機でもよく目にするリサイクル機械・環境機械ですね、HPページにも現在の在庫やこれまで私達が買取した在庫が数多く掲載されています。今この瞬間でも、工場の中にはMCシリーズが複数台整備中です。
MC-1000からMC-2000,4000も入庫中。
私もよくスクリーンの交換をするのですが、実は絶妙な隙間と配置で取り付けられています。
絶妙な隙間と配置。
MCシリーズは固定刃と固定プレートを外してから、左右からスクリーンを差し込んだ後に、固定刃と固定プレートを締め付けて取り付けられるのですが、MC-1000は左右で大小大きさの違うスクリーンをつけるようになっており、なおかつどちらに取り付けられるのかあらかじめ決まっています。
故に配置が逆だったり、スクリーンの弧が多少ズレているだけでも破砕ビットに接触してしまい破損の原因となってしまいます。
スクリーンの孤のズレは、中京重機の工場内で対応していきます。スクリーンの土台を切削して調整→仮組み→ビットとのスクリーンとの接触箇所の確認という地道な作業の繰り返しです。当然スクリーン自体も調整作業を入れていますが、組付けは上記の作業の繰り返しです。言葉にすると簡単なのですが、MC-1000は諸岡の中で最小クラスのタブ式破砕機といっても整備対象が巨大な中古重機、真剣な作業を続けます。
今回はドラムの軸を支えるベアリングの交換や、破砕ビットの交換もあったので、しっかりと諸岡の木材破砕機と向き合えたなーなんてちょっとした実感が生まれました。
新しい破砕ビット。
言葉で構造を理解しているつもりでもいざ、修理・整備の現場で対面すると難解な造りに見えて混乱してしまうことはどの機械でも少なくありません。
MCシリーズのメカニズム。
確かに精密機械ということもあるのですが、カバー等の取り外しができる箇所を外していくと、どのようにベアリングがはまっているのか、破砕モーターとドラムがどのようにつながれているのかが見えてきて、意外にシンプルで分かりやすく感じます。そして、ベアリング交換の際のテーパーの調整なども経験が積めますね。
何事も自分の目で確認してみる、やってみるのもいいことですね。
サービス部のT.I.さんも言っていたことですが(初めて重機の整備に触れる新社会人、新入社員達へ~中古重機整備士聞き語り~シリーズの1から3)、どういった作業のシナリオを描けるかが自分の重機整備の引き出しを増やすことにもつながるそうです。実際に買取したリサイクル機械・環境機械を見て、メカニズムを理解して、どう修理・整備していくかという方法が頭に浮かべてやってみるというアクションを数多くこなしていきたいですね。
幸い中京重機は、諸岡のMCシリーズは良く扱っています。私も買取査定の現場にてMCシリーズはよく見るので、早いペースで実機を見て買取査定の目利きを養っていきたいです。
・破損の原因になってしまうことがある為、スクリーンの配置はとても重要。
・何事も自分の目で確認してみる、やってみることが大切。
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