中京重機のオフィシャルブログです。
2022 04.22
カテゴリ: 建機、 建設機械、 買取り、 中古重機、 修理、 コロナウイルス、 部品、 社外品
こんにちは。
名古屋でも暑さを感じる日が珍しくありません。
まだ4月なのですが、、
もうすぐGW!中京重機は暦通りの営業日です。
人も重機も休めるときは休んでしっかりメンテナンスをしたいですね。よーく中味を見ると意外に欠陥が見つかったりします。今回はそんな話です。
実際にあったケースその1。ズバリ、諸岡 MC-6000カッタードラムのガタです。
破砕機のドラムのガタ遊びはよくある事と思います。
当初、弊社の判断としてはカップリングの摩耗がひどかったため
カップリングチェーンの交換で対応(数万円程度)していましたが、実際バラしてみたら
ドラムシャフトのキー溝がぐちゃぐちゃになっておりそれをごまかす為
スプロケ(カップリング)とシャフトを溶接してあることが多々ありました。
こうなると一般的にはドラムASSY交換となります。⇒100万円単位です(´;ω;`)ウゥゥ
弊社ではガウジングで落とし、シャフトとキー溝の加工ができたのでよかったです。
実際にあったケースその2。意外にも、コマツ BR200T-1の油漏れです。
珍しくホッパーモーターから大量に油漏れしており
弊社はホッパーモーターのシールO-リングを手配し、
油漏れ修理に臨みましたがばらしてみたら
モーターシャフト&キーが破損しガタガタになっており、それを
補うようにシャフトの四方に穴を空けキャップボルトが入れ込まれていました。
シャフト単体での部品供給がなくモーターをASSY交換するしか
ないのですが費用がこれもまた100万円以上でした。(´;ω;`)ウッ…ゥゥ
ですが今回も何とか旋盤で加工し修正することができました。
上記2件は直近での実際にあったでき事ですが他にもよくある事としては
電気系のトラブルです。
コマツ系の破砕機等機械で多いのがエンジンのアクセルモーターの脱調や
機能不良(エラー表示が出る)。結構事例が多く、弊社でも何度か経験がありますが、
アクセルモーターを交換しようかと思い念の為配線をたどっていったら
本丸のメインコントローラー不良だったり、ただのコネクタの接触不良だったりと
ケースが様々で、原因を特定・判断するのに結構な時間を要します。
かなり手間ですが配線をバラし一つ一つ潰していくというのが確実なのかと思います。
弊社では点検・整備に力を入れてやってはいますが、各々の機械の不具合について
確証の無い判断や「だろう?」で進めることも過去にはありました。
そうすると、とてつもない費用と納期がかかってしまう事が何度かあったため
現在は慎重に仮説と予測を建てて実施するようにしています(^-^;
中古機械を多く扱っている為、以前の持ち主の方がどんな使い方をしており
どんなメンテをしていたか?までは不明な事が多いので
今後も整備をする際は気を張っていきたいと思います。
点検の際は
手間がかかってもばらして中の具合を確認するということが非常に重要だという事です!( ´∀` )
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