中京重機のオフィシャルブログです。
2021 10.15
カテゴリ: 建機、 建設機械、 中古重機、 土質改良機、 環境リサイクル機械
こんにちは!
弊社ブログに目を通して頂きありがとうございます!
10月なのにまだまだ日中は暑いですね。
と思えば、夜は夜風が冷たく窓を開けて寝るにはちょっと寒い、
そんな寒暖差が激しく体調を崩しやすい季節になりました。
皆様もご自愛下さい。
さて、今回は先日納車をさせて頂きました、自走式トロンメル、使用の1例をご紹介させて頂きます。
今回 POWER SCREEN製 自走式トロンメル MKT-511をとあるお客様に導入をして頂きました。過去に何台か実績のある、このトロンメルですが、主に土砂や混廃の篩分けを目的とされる導入理由が多かったのですが、今回のお客様、よくよく聞いてみると伐採工事を主に手掛けている会社様の様です。
使用用途をお尋ねすると伐採現場で発生する竹の根っこに付着した土を振るい落とす為に、今回導入頂いたとの事。実際に納入当日現場にお伺いさせて頂き、対象の竹の根を拝見させて頂くと確かに土が大量に付着しています。しかも長年成長し続けた竹にはちょっとやそっとでは除去出来ない様な土の塊が出来ています。
今までどうしていたのかと尋ねるとストレンジャーバケット(バケットフォークみたいな物)で掴んで振り落とすか、若しくは油圧ショベルで踏みつぶして土を取り除くかこの2択だったようです。
この作業に費やす時間を低減させたいというのが、第一の導入理由だったようです。それはそうですよね、伐採現場では限られた工期 人員で伐採 伐根 引き出し 運搬車への積込 搬出この工程をこなさなければならずその工程を
どれだけ効率良く出来るのかが、肝になりますからね。
しかし、そもそもこの竹の根に付着した土を何故取り除かなければいけないのでしょうか。理由を聞いて、納得しました。それは今回のお客様、大規模な伐採工事を手掛ける事が多く、現場に自走式木材破砕機を持ち込んでの現場破砕が多いとの事。
竹の根もその破砕対象になるのですが、この土が付着したまま木材破砕機に投入をしてしまうと、破砕室の摩耗を異常に早める事、又、木材破砕機内に装着されたスクリーンに土が溜まってしまい、チップの排出が悪くな
り本来の破砕機の性能が発揮されず、清掃の為、機械を止める事も多かったようです。破砕室の摩耗を早めるという事は破砕ビットの交換周期も早くなります。
ビットの交換だけで済めば良いのですが、破砕ローター自体の摩耗やビットの土台となるホルダーにもダメージを与えてしまい、溶接加工若しくは最悪の場合交換の選択となる為、結局はランニングコストの増大に繋がります。そのランニングコスト低減をする為というのが1番の導入理由だった様です。実際にトロンメルに竹の根を投入してみると、思った以上に土の篩落としに効果を発揮してくれ一安心。
時に回転するトロンメル内で土が泥団子になってしまい、オーバー材と一緒に出てきてしまう事や雨の翌日は詰まりが多くなってしまう事もありますが、スクリーンの網目を大きくする事で、泥団子のオーバー材への混入は何とか防げそうです。
今後発生する他の現場でも活躍するだろうとのお声を頂き嬉しい限りです。
又、2台目の導入ももしかしたら・・のお話もあり是非弊社を選んで頂ければと思います。
改めて、お客様は様々な現場において千差番別なお困りごとを抱えていると感じましたし、私自身まだまだ勉強不足だとも感じました。お客様に最善な提案が出来る様、これからも努めて参ります。
因みに、今回ご紹介致しました、自走式トロンメル MKT-511現在整備中の物がございます。中古1点物ですので気になる方は、是非弊社HPをチェックして頂きお問合せ下さい。又、アタッチメント式トロンメルの在庫もございますよ。
Y.N.
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