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2018 01.14

こんなに多彩!道路工事で活躍する「舗装用重機・建機」たち。

投稿者: A.S.

カテゴリ: 建機建設機械中古重機舗装機械道路機械

こんにちは。

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さて、今回は、道路機械(舗装機械)についてお伝えします。

道路工事を3つの工程に分けて、活躍している重機を紹介します。

ブログイメージ (6).jpg

【1】基礎工程:頑丈な道路をつくるための重要な工程。

道路工事において、最初に行われるのが「基礎行程」です。

基礎行程とは、アスファルトを敷く前に地盤を締め固め、材料表面を均一にする工程です。

基礎行程がきちんとできていないと、道路がきれいに仕上がらないばかりではなく、すぐに傷んでしまったり、歪んでしまったりしてしまいます。

そのため、頑丈で美しい道路をつくるためにはとても重要な工程です。

基礎行程で使用する重機には次のようなものがあります。

 

〇ブルドーザーブログイメージ (1).jpg

多くの工事現場で目にするブルドーザーは、道路工事の現場でも活躍しています。

道路の土台となる路床を削って平らにする際に利用します。

また、路床の上に敷き詰める路盤材を均す作業にも利用されています。

道路工事ではパワーが必要となるため、ホイールローダーではなくブルドーザーが利用されることがほとんどです。

 

〇モーターグレーダーブログイメージ (3).jpg

前輪と後輪の間(重機本体の腹部)に付いているブレードによって、路床や路盤材を平らにするための重機です。

本体中央にブレードがあるため、タイヤの上下による影響が少なく、より精度の高い作業が可能です。

平らにするにはブルドーザーを利用することもありますが、ブルドーザーは荒処理に、モーターグレーダーは最終処理でより精密に仕上げる際に利用します。

 

〇マカダムローラーブログイメージ (4).jpg

鉄製のローラーが前軸に一輪、後軸に二輪ついているローラーです。

基礎となる部分をしっかりと強く締め固めるために利用されます。

 

 

基礎工程では、路床を作りその上に路盤材を敷き詰めます。

ただし、1度の作業ではなく、

・路床を平らにした後、締め固める。

・一次路盤材を敷き平らにした後、締め固める。

・二次路盤材を敷き平らにした後、締め固める。

このように、平らにする作業と締め固める作業を繰り返して行うことで、より安定した基礎を形成していきます。

 

ちなみに、この工程で敷かれる路盤材には、細かく砕いた石質が
利用されます。Blogimage (1).jpg

その路盤材をつくる工程で利用されているのがジョークラッシャーです。

直接道路工事の現場には登場しませんが、ジョークラッシャーも道路工事に欠かせない重機のひとつなのです。

 

ちなみに既存道路の補修(改修)工事の場合は、また違った重機が活躍します。

 

〇ロードカッター(路面切削機)

古いアスファルト面を排除するために利用する重機です。

カッターという名称が付いているため、鋭利な刃物で切り取る重機という印象があります。

しかし、実際にはビットがたくさんついた回転歯を路面に打ち付けて削り取る仕組みになっています。

重機の前方に付いているベルトコンベアーで削り取ったアスファルトをダンプの荷台に直接積み込めるようになっています。

ブログイメージ (8).jpgブログイメージ (10).jpgブログイメージ (9).jpg 

〇ロードスタビライザー

既存のアスファルトとその下にある路盤材を、その場で破砕しながらセメントやアスファルト乳化剤を攪拌・混合して均一に敷き広げる重機です。

ロードスタビライザーを利用して敷かれた混合物は、二次路盤材となるため、道路の補修(改修)工事をスピーディに行うことができます。

【2】中間工程:路盤材の上に基層アスファルトを敷いてさらに頑丈に。

基礎工程が終了したら、次はいよいよアスファルトを敷く工程に入ります。

しかし、アスファルトも1層だけではありません。

まず行われるのが基層アスファルトを敷く工程です。

 

この工程で使われる重機・特殊車輛は次のようなものがあります。

 

〇アスファルトディストリビューターBlogimage (2).jpg

アスファルトディストリビューターは路盤材の表面にアスファルト乳化剤を散布するための車輛です。。

アスファルト乳化剤は、路盤の表面を強化して降雨などによって路盤が破損することを防いだり、アスファルトとの接着性を高めたりするために散布します。

ロードスタビライザーを利用した道路の補修(改修)工事では、この工程が省略されることもあります。

 

〇アスファルトフィニッシャー

前方部分にあるホッパーでダンプからアスファルト合材を受け、それを後方部分から排出して均等にアスファルトを敷いていく重機です。

単に均しながらアスファルトを敷くだけでなく、すぐに締め固めるためのダンパという機能が付いています。

これにより、アスファルトが熱いうちにある程度道路表面を形成することができます。

ブログイメージ (5).jpgブログイメージ (7).jpg 

〇マカダムローラー

アスファルトの締固めは、アスファルトフィニッシャーのダンパだけでは足りないため、さらにしっかりと締め固めたうえで、継ぎ目も無くすようにローラーがかけられます。

【3】最終工程:美しく仕上げるアスファルトの表層作業。

基層アスファルトの工程が終了したら、いよいよ最終工程です。

表層のアスファルトを敷き、さらに表面をきれいに仕上げることで道路が完成します。 

 

〇アスファルトディストリビューター

この工程でもアスファルトディストリビューターが利用されます。

基層アスファルトの表面にアスファルト乳化剤を散布することで、基層と表層の付着をよくすることを目的として行われる作業で、タックコートと呼ばれます。

 

〇アスファルトフィニッシャー

再びアスファルトフィニッシャーの登場です。

基層での作業と同様、アスファルトを均等に敷き詰めて締め固めていきます。

 

〇タイヤローラー・タンデムローラーブログイメージ (2).jpg

敷き詰めたアスファルトを締め固めるためにローラーが利用されますが、最終的な仕上げで利用されるローラーはゴム製です。

継ぎ目を無くしたり、アスファルト内部をより緻密に締め固めたりするのはもちろん、表面を滑らかに仕上げることができます。

 

今回は道路工事の工程ごとによく利用される重機について紹介しました。

1本の道路をつくり上げるために、本当に様々な重機が利用されていることには驚かされます。

何気なく通っている道路ですが、これほど繊細な作業によってつくられているんですね。

 

街角で道路工事を見掛けたら、どんな重機が搬入されているのかをチェックして、今どの

工程に取り掛かっているのかを確認してみるのも面白いかもしれません。

 

道路機械をお探しの方は、中京重機にお気軽にお問い合わせください。

 

 

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まとめ

頑丈できれいな道路をつくるための工事には、基礎部分の工事に利用されるブルドーザーやモーターグレーダーから、仕上げ作業に利用されるアスファルトフィニッシャーやタイヤローラーまで、多彩な重機が活躍している。

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