中京重機のオフィシャルブログです。
2018 08.06
中京重機には、ベトナムからの研修生が来てくれているのですが、名古屋の暑さには驚いていました。せっかく日本に来てくれたので、四季の移り変わりを味わってほしいのですが、...もう日本には夏と冬しかないんじゃないかなと思ってしまいます。
この暑さ、あてにしていたクーラーが動かないと大変ですね。そういった機械の状態を把握しておくことはとても大切なこと。今回は、機械の状態を把握するための機械状態説明書についてのお話です。
私たち中京重機の掲げるビジョンの一つに「顔の見える中古建機商社」というものがあります。
ご存知のとおり中古重機という機械は、乗用車等と違うので一台一台がまったく異なる稼働履歴を持っています。その状態について、期待と不安が入り混じった想いで我々のHPをご覧いただいているお客様も多くいらっしゃるかと思います。
そこで、できる限り中古建機の情報を"機械のありのままの姿"で"嘘偽りなく"お見せできればと考え、
写真と
動画に
力を入れてきました。
但し、稼働時間や、歯が減ったり、バッテリーが弱くなっている程度などよくお問合せをうける部分をお客様に嘘偽りなくお見せできればとこの度機械状態説明書を公開することになりました。
この機械状態説明書は、中京重機webの機械詳細ページからダウンロードできます。
・【機体状態報告書をダウンロード】ボタンをクリックしてください。
どの機械についても共通して注意する箇所については点検結果を掲載しています。例を挙げるとバッテリーに関してメンテナンスフリーなもの以外は、比重を計量し、エンジンを始動前後の充電状態を確認して掲載していきます。クーラント液は濃度チェックを行い、稼働時間が表記されるアワメーターや機番が表記されているプレートについてもチェックをしています。
【アワメーター】
]
【バッテリー】
【クーラント液】
【プレート】
上記については、原則機械状態説明書に掲載しています。
今年の暑さは、本当にクーラーがないとつらいですね、重機についているクーラーはフィルターの詰りやドレンホースの詰りがチェックポイントとなります。また建機の命ともいえる油圧ポンプについては油漏れがないかは要チェックです。こういったあたりは、どういった重機でも必ずチェックする箇所です。
もちろん、バックモニターやエンジンステッカー等その重機に搭載されているものに応じて、掲載する要素は増減していきますし、お問合せをいただければ、そのほかの部分についてもしっかりと説明させて頂きます。
使用用途が異なる重機の種類毎には当然独特な点検箇所があります。我々が得意とする環境機械ですと、駆動ベルトの摩耗とか、フレーム等のクラック(ご存知の通りクラッシャーやスクリーンは振動の固まりなので、亀裂等はしっかり点検時に確認します。)破砕機の場合は歯の摩耗度合いやタブ式なら反転が可能か否かといったあたりも状態把握の対象になります。まるで動くプラントのような自走式土質改良機となると、土質改良システムが問題なく稼働しているか。(エラーコードが表示されてしまうか、アラームが出るか)ということは重要ですね。
油圧ショベルは、なんといっても油圧漏れとガタの有無が気になります、例えば油圧ポンプは性能が落ちがちですが、そのような際は、油漏れを想定して状態把握を行っていきます。
ミニショベルですとエアエレメントも重点確認項目になってきます。
解体仕様の油圧ショベルの場合、作動油やエレメントの色を見ています。例えば粉塵が作動油に入ってしまうと黒く変色します。
ローラーのような道路機械が入荷した時はタイヤに欠けがないか、フィニッシャーの場合は点火バーナーの作動の可否、プロパンガスの漏れやアイロンの傷の有無はチェックします。
高所作業車の点検項目としては機上シリンダーの油漏れと電気系統~特に下部・上部のスイッチ、車体警報装備が鳴るか~といったあたりになります。
この機械状態説明書は、中京重機で点検をした機械については今後原則発行していく予定ですのでご期待ください。
中古重機の状態を知っていただくため今後機械状態説明書を発行していきます。
環境機械は駆動ベルトやクラック、歯の摩耗状態が状態把握のポイント。
道路機械はローラーならタイヤの欠け、フィニッシャーなら点火バーナー、アイロンの傷を要チェック。
油圧ショベルは油圧もれとガタの漏れをチェック。
N.N.
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