中京重機のオフィシャルブログです。
2024 10.17
カテゴリ: 建機、 中古重機、 査定、 環境リサイクル機械、 買取
こんにちは。
油圧ショベル、ユンボ、ローラー等といった中古建設機械・重機の買取を専門とする買取業者さんは世間に一定数ありますね。...中京重機もその一員なのですが。ちょうどこの写真のような取引や買取査定の様子を思い浮かべる人もいるでしょう。
業者さんそれぞれが”専門知識や査定経験がある”・”専門の査定員が査定から買い上げ運搬まで素早い対応をします。””法人様からの複数台のご依頼など全国から受付中です。”という風にWEBでアピールされています。ですが重機は大抵はとても大きく維持費がかかって高額な機械。やっぱり売却をするには売り手側に手間がかかることもあります。
そこで今回は”査定スタッフに会う前に出来る重機を高く売る工夫””手間を省いてなおかつ納得のお値段で査定してもらうコツ”をご紹介します。今からできるお気軽なものを集めてみました。
重機を売りたいと思う理由や売却を検討する重機にはさまざまものがあるでしょう、元のユーザーさんの想いは御当人だけが知る事情ですがざっとあげるだけでも次のような事柄があるでしょう。
長い間稼働させずに重機・建機を放置してしまっている。
高年式の重機・建機へ機種変更を考えてて、購入予算に充てたい
廃車への費用が懸念され処分に踏み切れない
不動車やコンディションが悪い重機なので売れるかどうかわからない
経理上の都合から財務関連を改善したい。
稼働させる現場が無くなった。
それで”もう明日には中古重機買取業者さんが来ちゃう!”という今日を迎えた貴方がいます。ドキドキしますか?買取には高額のお金が動くのでそういう心の動きもあるでしょう。うまく交渉できるさ、なんていう方もいるかもしれません。
いずれにしても重機を売却すると決めたら、どのような重機・建機でも買取依頼を掛ける前にやっておくと得なことがあります
きちんと重機が動くか確かめておきます。
建機や建築機械の買取担当者にとって重機・建機の買取はリスクが高く、トラブルの可能性も否定できません。それで重機の生の状態、動いている重機の状態を確認して査定の見積もり額を算出します。そのため査定依頼を連絡する前にエンジンが動くかアワーメーターも正常に作動するか確認すると査定当日にスムーズに事が運びます。
掃除や簡単な整備・点検を済ましておきましょう。
”えっ!、今から整備をしても・・?”大丈夫!今からでも出来ることがあります。買取査定の前に建機・重機の掃除をしておくのは大切です。査定員も人の子、見た目の印象に左右されることもありますので可能な限り綺麗にして査定を受けると見積もり価格のアップが見込めるかもしません。油圧ショベルやホイールローダー等はクローラーやバケットなどの汚れと付着した泥は取り去り(高圧洗浄機で洗うと結構落ちます)、操縦席のシートやレバーも清掃・消臭します。
あり体のない話になってしまいますが、買取業者は買い取った後に整備清掃をして買い取った重機を中古重機という商品に仕上げます。その時の清掃に係るコストは出来るだけ下げておきたい物ですし、気になる箇所が汚れで見えなかったりする場合は保険を掛ける意味合いも出てきてちょっと低めの見積もりをするかもしれません。また木材破砕機等は木片、ジョークラッシャー等は隙間の石、土質改良機は固着した剤などを落としておくと日頃から整備されている機体という事で良い評価に結びつくこともあります。実際そういった重機の方が品質が良かったというのが業者側でも経験則としてあります。
機械のスペックを確認しておく
機械の査定を算出する上で売却候補の重機のメーカー・年式・型番・アワメーター等をわかる範囲でも割り出しておきましょう。中古重機やさんのHPを見てみると必ずと言っていいほど明示されています。言い換えればそれらは彼らが仕入れた重機を中古重機建機をして販売するときの”ウリ”の情報になります。また環境リサイクル機械であれば仕様書(処理能力計算書、振動騒音測定結果)などもあると後に発生する色々な手間を省くことが出来ます。
書類を揃えておく。
重機は高額な商品です。そのため、中古業者が中古重機・建機を販売する際、新しいお客様がリース・ローンを利用することも多いです。その際信販会社から譲渡証を出すよう求められるのです。それに譲渡証が無いと前のオーナーが代金の未返済や倒産などを抱えているとか、最悪な場合重機が盗品である可能性も疑われてしまいます。ですので先程お話しした仕様書などと合わせてそろえておくと余計な手間省けます。
ちょっと時間を巻き戻してみましょう、あなたが重機を売りに出すと決めた日です。
「何処で重機・建機は買取してもらえるかな?」「重機・建機の買取値段はいくらかな?」
色んなことが頭をよぎったと思います。法外に安い査定が付くリスクを避ける為に最近はどんな時でも合い見積もりを出すというのは買い物や売却の際の鉄則ですが、それ以外にも見積もり依頼を出す相手を良く知ることも必要です。オークションに出すのも一つの方法ではありますが、運送等の手間を考えるとやはり専門の重機・建機業者に相談する方が安く済むことがあります。
買取依頼を掛ける重機に詳しい、買取経験が豊富な業者を探す。
一般的に出回ることが多い油圧ショベルなどはどの中古重機業者もある程度の買取事例は持っているかと思います。ですが特殊な重機、環境リサイクル機械や解体・林業・スクラップ現場向けの特殊仕様の油圧ショベルなどは長年そのジャンルの建機・重機を扱っていないと査定のポイントが掴めず正確な見積もりを算出するのが困難なことがあります。またそういった特殊な重機を必要とするニッチな販売先(ユーザー)は長年豊富なラインナップを扱ってきた業者にあつまり買取評価が高くなることが期待できるかもしれません。そんな業者が”重機の写真だけでも買取見積もりが貰える業者ならひとまず依頼を掛けて相場を知るのも一つの手段です。
故障車・不動車や年式の古い重機やもう生産されていない建機の売却の場合は海外取引のある業者を選んで買取査定依頼を出す。
海外では故障車や不動車を非常に安い金額で修理してまうことが多く、高額になる最新式の重機よりも何年も前の重機を自前の整備で使い続ける事が多いです。部品取り用のリソースとして中古重機が商品価値を持つこともあります。そのため海外に販路を持つ中古重機業者を見積もり依頼に選ぶことが大切です。そんな会社は海外向けの英語版WEBを持っていますので確認してみましょう。またそういった業者は販売員が海外に独自のコネクションをもっており、思ってもみなかった買取ニーズがある物です。
ユーザー相手の商談が多い業者を探す。
売却を考えている一般の方(ユーザー)以外にも中古重機業者はオークションや買取業者から中古重機を買いとることがあります。その場合手数料を払って買い取るわけですが、そのコストを考えるとユーザーから直接買い取る方が手数料のコストが無くなりもともとのユーザーへの買取値段は高く設定できます。そして仕入れた中古重機を販売する際にユーザーに直接販売する方が中間業者へのマージンがない分利益を生み出す目論見に余裕が出ます、それがもともとの買取値段に反映されることもあります。業者のHPを見て実際のユーザーの体験談が多数掲載されている事を確認するとよいでしよう。
付き合いの既にある業者に頼む。
建機・重機の引き取り・買取は高額である事や査定の時間もそれほど長くないこともあり、買取側もある種高いリスクを引き受けたり、買取の後に見つかる不具合が見つかる可能性が高い行為です。そのリスクをカバーするために買取額を安く見積もりをすることもあります。但し、一度前回に取引があり、双方ある程度の信頼が生まれている場合は初回取引時と比べてリスクは低いです、それで安全マージンが緩くなり安値が付けられる可能性は低くなります。過去に買取で付き合いがありその取引に満足している場合はその業者に買取依頼を掛ける方が無難です。
ほかにもまだまだ工夫の要素はあります。
パーツやアタッチメントを重機と一緒に買取依頼を出す。
パーツやアタッチメントだけでももちろん業者は買取をしますが、そのパーツが利用できる建機・重機との組み合わせの方が高い査定結果がでることが多いんじゃないでしょうか?不要になっている純正部品や付属品も一組で買取依頼を出した方が良い結果になることも多いです。
買取のニーズがある時期をとらえて査定依頼を出す。
例えば除雪仕様の建機などは一年の内決まった時期に買取のニーズが高まることがあります。その時期を捕まえるとよい取引が出来るかもしれません。
・・どうでしょうか?すこし手の内を明かし過ぎたかもしれませんが、やっぱり売却を考える方の目的は”如何に高く重機・建機を買ってもらえるか?”ですよね。参考にして良い取引が出来たよ!という方がいたらご連絡いただければ嬉しいです。
重機・建機を高く買ってもらうには簡単なコツがあります。
N.N.
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