カテゴリ: 建機、 中古建機、 中古建設機械、 建設機械、 中古重機、 修理、 アタッチメント、 工場、 重機の整備、 整備士
中京重機のオフィシャルブログです。
2021 12.17
カテゴリ: 建機、 中古建機、 中古建設機械、 建設機械、 中古重機、 修理、 アタッチメント、 工場、 重機の整備、 整備士
こんにちは。
街に人が戻ってきました!中京重機は、自動車通勤の人が多いので、電車などの公共交通機関を日常的に使う人があまりないのですが、所要で市の中心街に出かけるとき等、この一年半ほど感じなかったある種の賑わいを感じることが出来ました。
とは言え、忘年会などのいわゆる”飲み会”は少なくなっているようで、それをさみしく思う方、むしろ良かった!と思う方、それぞれいます。
世の流れは確実に移ろっているんですね。
職人気質と言われる整備士の世界でも技術の身に着け方に変化が起きているようです。
今回も整備工場長、M.Y.さんから話を聞いてみました
M.Yさん
自動車・バイクへの情熱は今も続いています。
一緒に働く人に望むことは、ある種の要領の良さとでもいうのでしょうか?整備もしつつお客さんへの対応もできるオールラウンドプレーヤー的な側面が求められることもありますが、整備の現場で様々な作業を抱えていても自分で整備の方針や予定を組み立てて修理進めることができるといったスケジュール調整ができる人が喜ばれますね、例えば、現時点で部品の取り寄せを頼んでいたとして、部品の到着前から分解等ができるものから整備を進めて、部品の到着までに該当箇所の整備を終わらせる、そこから到着に合わせて途切れなくうまく整備をすすめるという事ですね。これが整備の分野での“要領の良さ”になります。
これができれば仕事はいわゆる中堅どころとして、完璧に戦力として数えられる整備士と認められるでしょう。 言葉は変ですが、“一緒に作業して楽だ。”と思ってもらえることは案外大事なことです。重機の整備は出張して現地で行うことが多いですが、所謂上級の整備士が要領の良さを備えた整備士に同行をお願いすることはよくあります。客先に出向くわけですから、”精鋭メンバーで短時間で整備を完了させ重機の稼働ができるだ早く実現してお客様の不便を最小化する。”そういったことが必要なんです。
仮にそういう要領がいい人と一緒に行った場合は意見が合うというか、現場での打ち合わせや相談を最小にして作業に入れます。又特別な指示も必要なく、きちんとした整備をしてくれるだろうと、作業の予想図が前につきますので同行する先輩はある意味楽ができますよね?当然、整備時間が短縮されお客も喜びます。 この”先輩・上司に楽をさせる事”というのは、一足先に、先輩の仕事の一部を知るスタート地点としてとらえると意外と上達のためには役に立つかと思います。
それは先輩からすると分身を育てるようなものです。気心が知れる関係になるとでもいうのでしょうか?この部分になると左右する要素はもうスキルではなくて、やる気・好奇心というようなそういったとこになると思います。例えば必要な人、好きな人の名前とか興味のある人は覚えるでしょうが興味ない人の名前ってさほど頭に残らないですよね。それに似ていますね。例えばいつもひっついて歩いて質問攻めにしてみたりとか。そういったやる気も必要かもしれません。
コンビでの作業を通じて、分身=作業の際にあてになるメンバーを育てていく。
自動車の専門学校に通っていた人は知識があるから良いですね!全く整備経験のない人と比べたら5年以上の差ができているかなと思います。自動車の学校の方がいろんなこともどんどん詰め込まれるんでいろんな経験がないことでも一人前候補になるように教えてもらえます。修理工場だと修理が始まり組み上げが完成してやっと機械の完成形がわかるという事もあるので、どうしても純粋に学習スピードだけ考えるとスピードが遅い面があります。もし、将来整備士になりたいと、高校生のうちから考えている場合は整備の専門学校に通うことはお勧めですね。まず最初は工具を置いてある使い方とか役割とか名前とかそういったことを覚えるかと思います。
よく職人と言われる分野は見習いがいて新人がいて一人前がいてというように思われるのですが、私は単純に「人から頼られるかどうかが一人前になった判断材料になる」と考えています。一人前と呼ばれる条件としては“何か一つできて、会社の代表として表に出して恥ずかしくなければ一人前”があるかと思います。溶接なら溶接でもいいんですその分野一つひとつ増やしていくイメージですね。溶接だけ極めるということはあってもいいですけど、そうなると工場にもよりますが、溶接の仕事ばっかり担当し続ける運命が待っているかもしれませんので徐々に増やしていくとよいですね。
例えば重機の整備の中でも例えば電気回路のような特定の分野に秀でた人、仮にAさんがいたとして、工場内やお客さんからスペシャリストとして頼られる方になると、Aさんは結構上の方のスキルを持っている整備士になるんじゃないでしょうか?そういう人になるためにはどうしても自分で勉強するということが必要ななります。例えば以前ならメーカーの講習会などを受ける等の手段がありました。所属している工場がメーカーの代理店の場合はメーカーに講習会をよくうけることが出来ました。今はなかなかそういう機会はないですね。私にしたってなんでもかんでも知っているわけではありません。都度わからないことを調べるという事になります。
ここまで読んでいただいた方で、自動車整備の学校を出ていないし、講習会にも参加できないという方が当然いらっしゃるかと思いますが、もう学ぶ手段がないかというとそうではありません、安心してください、今は Webがありますから!
本当に良い時代だと思いますね。結構なお金と時間を使って習っててあろう事柄が WEBで学べたりします。私もこの間 AC モーターの回っている仕組みを再確認しようとしてプライベートな時間に見たんですが、、面白かったですね!!仮に20~30代ぐらいの年代で勉強会がないよー。という方はWEBで学ぶことがお勧めです。これが結構学べると思います。モーターに関してだとオルタネーターの仕組みとかコンデンサー、レギュレーターの仕組みとかいろんなものが次から次へと見つけれますから。いったん見始めると止まらなくなるのが悩みですね。
電気回路図面のチェックは実際に紙を見ることはまだある。
・・・いかがでしたでしょうか?職人と言われる重機整備の世界でも今はWEBで学べて、以前より楽に成長できるようになったのかもしれません。
v
先輩の仕事を楽にする=先読みをすることでえられることは多い。
座学では手っ取り早く、WEBで整備を学ぶことはできる。
N.N.
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