カテゴリ: 建機、 中古建機、 中古建設機械、 建設機械、 中古重機、 修理、 アタッチメント、 工場、 重機の整備、 整備士
中京重機のオフィシャルブログです。
2021 10.29
カテゴリ: 建機、 中古建機、 中古建設機械、 建設機械、 中古重機、 修理、 アタッチメント、 工場、 重機の整備、 整備士
こんにちは。
今週になってから、急に冷え込んできました。どこか”行く年”というものを意識し始めるのもこの時期なのでしょうか?
街の様子も急に秋空の雰囲気が濃くなり、その先にある冬にも思いを馳せてしまう、朝晩の冷え込みです
どの世界にもフレッシュマンがいて、伸び盛りのエースや、軸を担う中堅処と呼ばれる人たちが活躍しています。・・その先には、皆が目標とする支柱ともいうべき長・リーダーがいます。
今回からしばらくはバイクと猫そしてキャンプが好きな整備工場長、M.Y.さんから話を聞くことにしましょう。
整備士としてどうやって歩き始めたのか、そんなところから話が始まりました。
M.Yさん
厚生労働省ものづくりマイスターでもあります。
中京重機に入る前は建設会社の重機整備部門で重機の整備や修理を行っていました。長く整備の仕事をやっていてもオイル交換など毎日同じ仕事が続く工場もあるでしょうが、当時働いていた整備部門は本当にエンジンからミッション等分解して位置から組み上げるような修理が多かったです。そういうことをやっていたので、機械の仕組み等一から勉強できたのは、整備士としてのキャリアの基礎を培う意味では良かったですね。その時には誰かの下に付いてというわけでもないですし、整備をする重機も大きな重機だったので、遠方への出張修理でも大体二人ひと組で先輩と同行して修理することが多かったです。
整備するものに重機は油圧ショベルやブルドーザースクレーバー、グレーダーとか転圧機とかそういったものが多かったです。とりわけ山を削って行く現場、道路工事やゴルフ場・ダム等の工事、それに宅地造成とかといった現場が大部分だったような気がします。
とにかく山を更地にするような現場で稼働している重機の整備がメインでした。整備・修理とに分けて考えるとどちらかというと修理の仕事が多かったです。内容はというと重機が故障したらすぐに現場に飛んで行かなくちゃいけない修理で、ダム現場等の現場が終了する度に本格的に修理が必要な重機を工場に搬入して悪いところをバラバラに分解して修理をしていました。ミッションに不具合があればミッションを外す、足回りが悪ければ足回りを外して分解するといった具合です。
そういった修理の手順は現場で覚えていく部分が大きな要素を占めていました。講習というようなものがあるわけではなく、当時はメーカーから出ている整備マニュアルがあったのでそれを見ながら分解等をしながら覚えていました。今もマニュアルの類はあると思うのですが、昔のマニュアルは、今と違って情報量が多かったんです、絵入りで。ボルトをこれだけ外して、ここまで抜いてと細かく作業指示がかいてありましたね。ひょっとしたら、少し前のメーカーから出ているマニュアルにはまだそういった記載があったと思います。最近は、部分部分をネットから落としてきて参考にするようなマニュアルも多いようですが、これから重機整備の勉強をしなさいと言われて困っている人は、そういった昔ながらマニュアルがあれば見ながら分解などをして勉強するとよいと思います。
メーカー代理店である中京重機には、詳細情報が掲載されたマニュアルがあります。
今の時代は全体のマニュアルを読み込むよりも都度必要な資料を入手して、やり方を確認して分解等をするやり方が主流です。かつての建設会社在籍時はもっと難しい修理、本当に重機をバラバラに分解してしまう修理を手掛けていましたので、パーツ一個一個の状態を確認して、使い続けることができるか否かの判断も必要でした・・・。そのような判断は現場の整備士がマニュアルを見たりして行っていました。重機の故障に関する記事、例えばベアリングの剥離した鉄くずの写真や剥離した原因とかをしっかり載せている専門雑誌があってそれを見ながら勉強していました。
思い起こすと基本的なものは必要なものはとことん分解をして調べていました、ダメなものはもう破棄したりとか。分解するにしても、やみくもに分解するのではなく音などを基に突き詰めて分解箇所や故障の原因等を特定してから分解していました、これは今でも整備の際に行う基本工程のひとつです。そういった作業を期間としては5・6年はやっていたかと思います。
現在中京重機でも、分解整備をする局面を迎えることがあります。
元々は自動車の整備士をしていて、機械整備の基礎は自動車整備で学んだかもしれませんが、今の重機整備技術の基礎は整備部門在籍時で身につけたといえますね。自動車だったらエンジンがあってデフがあってというパターンは大枠決まっているのですが、重機は何といってもいろんな種類がありますし、例えば油圧があったり、作業部分があったりとか。そういった部分が面白さですよね。そこでは僕は若手のポジションでしたが、トップレベルの整備士も若手でもそれはぐらいできて当然という職場でしたね。
・・・いかがでしたでしょうか?現在、整備マニュアル等は必要な箇所をダウンロードするスタイルですが、昔は学習にもよく使ったようです。工場長の話がしばらく続きます。
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マニュアルを見ながら分解することが、確実に整備を覚えるにはよい。
N.N.
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