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2018 01.21

人気が高く品薄の重機も!「舗装用重機・建機」の中古市場。

投稿者: A.S.

カテゴリ: 建機建設機械中古重機舗装機械道路機械

こんにちは。

重機・建設機械メーカーでは、より多くの方々に重機・建機の魅力を知ってもらうために、子ども向けのホームページを作ったり、イベントを開催したりしています。

今回紹介したいのは、酒井重工のホームページにあるペーパークラフトです。

酒井重工オリジナルペーパークラフト

酒井重工の代名詞ともいえる「ローラー」などのペーパークラフトがあるのですが、驚きはその精密さです!

完成写真のリアルさに驚かされます。

詳細ページを見ると、かなり細かなパーツも用意されているので、キレイに仕上げるのはちょっと大変そうだと感じますが、なんだかワクワクします。

子ども向けというよりは、大人の趣味という感じがしますね。

さて、114日のブログ

『こんなに多彩!道路工事で活躍する「舗装用重機・建機」たち。』

で、道路の舗装工事の工程を追いながら、それぞれでどんな重機・建設機械が活躍しているのかを紹介しましたが、今回は、それら重機・建機の中古市場についてお伝えしたいと思います。

ブログイメージ (3).jpg

【1】超レア!なかなか中古市場に登場しない『モーターグレーダー』。

道路の舗装用重機の中でもかなりレア度が高いのがモーターグレーダーです。

 一般的に、ニーズの多い車両は生産台数が増えるため、人気が高い車両でもある程度は中古市場に流通するようになります。

ところが、モーターグレーダーを生産しているメーカーは、現在ほぼコマツ建機の1社のみ。しかも、生産台数も少ないのです。

 なぜ、人気があるのに生産台数が増えないのか?というと、モーターグレーダーは、購入したら長く利用する方が多いため、新規導入数がそれほど多くならないからです。

モーターグレーダーは、道路工事の土台となる路盤材を敷いたのち、表面を均すために利用されます。

作業範囲が非常に限定的となるため、1年間様々な道路工事を行ったとしても、モーターグレーダーの実働は3カ月に満たない程度です。

また、他の重機のように、石質を破砕したり大きなものを挟んだり、掘削したりといった、大きな負荷がかかる使い方をしないため、重機自体の消耗も少ないのです。

もちろん、ブレード部分は使っているうちにすり減っていきますが、ブレードを交換すれば問題なく利用できます。

 このように、モーターグレーダーは実働が少ない上に消耗しづらいため、新車を導入してから、20年~40年間利用し続けるユーザーがほとんどなのです。ブログイメージ (1).jpg

 そのため、中古市場でモーターグレーダーを探すことは非常に難しいです。

また、たとえ流通していたとしても、20年、30年経っているハイアワーであり、さらに価格も高いというのが現状です。

 ただし逆に、現在利用していないモーターグレーダーを売りたい(中古買取)という方には、高額で売却しやすい重機だといえます。

 売却したいモーターグレーダーがございましたら、ぜひ中京重機にご一報ください!!

【2】『ローラー』で人気のメーカーは確かな実績のある酒井重工業。

道路の舗装工事では、路床や路盤材の締固め、アスファルトの締固めおよび仕上げにと複数種類のローラーが利用されます。

舗装工事では欠かせないため、ローラーの人気も高いのですが、先ほど説明したモーターグレーダーと比べると中古市場の流通も一定量あるため、価格が高騰することはありません。

 ローラーのメーカーには、コマツや日立ダイナパック、ボマーグ(販売代理店コベルコ建機)などがありますが、日本で圧倒的なシェアを占めるのは酒井重工業です。

 実際に当社でも「酒井の10tローラーはありますか?」というように、メーカー指定でお問い合わせを受けることがあります。

 酒井重工業のローラーに人気が集まる理由は、昭和の日本の高度経済成長期から一貫した確かな実績によるところが大きいと考えられます。ブログイメージ (2).jpg

具体的には以下の理由です。

・多くの工事業者が酒井重工業のローラーを使い続けていることから生まれる安心感。
・長年積み重ねた技術による性能への信頼。
・部品調達などメンテナンス面にも不安がない。
このようなことから、酒井重工業のローラーが重宝されています。

ローラーは一定量中古市場で流通しているとお伝えしましたが、それでも品薄になることもあります。

そのため、当社では以前、ローラーの逆輸入(一度海外に輸出された日本製のローラーを日本に再度輸入して再販する)を検討したことがありました。

日本製ローラーは海外でも人気が高いため、かなりの数が輸出されていますので、それを仕入れることができれば、日本のお客様のニーズにも応えられるのではないかと考えました。

しかし、あんまり上手く行きませんでした。

理由は海外で利用されているローラーの多くは日本の排ガス規制に対応していなかったためです。

日本の道路工事は公共事業が多く、排ガス規制など環境面には厳しい基準が設けられています。

そのため、ローラーの品質に問題がなくても、日本の道路工事では利用できないことが多いのです。

もしも、中古のローラーを海外から買い付ける場合は、排ガス規制など日本独自の規制に対応できるか否かをしっかりと確認することが重要です。

【3】海外でも人気の高い『ロードスタビライザー』・『アスファルトフィニッシャー』。

道路の補修(改修)工事をスピーディに行うことができるロードスタビライザーは、元々の生産台数が少ないためブログイメージ (9).jpg、中古市場での人気も高く、高い値段で取引されています。

また、ロードスタビライザーは国内だけでなく、海外でも高い人気があります。

特に東南アジア地域では、近年道路整備が進んでおり、日本のロードスタビライザーも多く輸出されています。

もうひとつ、海外でも人気が高い舗装用重機が、アスファルトを敷いていく『アスファルトフィニッシャー』です。

アスファルトフィニッシャーは、アスファルトを敷く幅によって、以下の3種類に分けられます。
・約1m3m幅の小型機(歩道や狭い道路向け)
・約2.5m4.5幅の中型機(一般的な道路向け)
4.5m以上の大型機(高速道路や大型駐車場向け)。

日本でもっとも流通しているのは中型機です。

ブログイメージ (7).jpgブログイメージ (8).jpg

アスファルトを敷く幅は可変式のため、中型機ならば、日本の一般的な道路で利用できるためです。

一方、道幅が広い海外では、大型機が重宝されています。

かつてはいくつものメーカーがアスファルトフィニッシャーを製造していましたが、現在は範多機械と住友建機の2社が日本のシェアをほぼ占めています。

ただ、大型のアスファルトフィニッシャーを必要とする海外ユーザーの中には、現在は製造されていない新潟鐵工所製のアスファルトフィニッシャーを買い求める方もいます。

舗装用重機・建設機械をお求めの方は、お気軽に中京重機にお問い合わせください。

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まとめ

人気が高く、あまり中古市場に流通しない道路機械・モーターグレーダー。

 ローラーで人気のメーカーは酒井重工業。

アスファルトフィニッシャーやロードスタビライザーは海外でも人気。

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