カテゴリ: 建機、 中古建機、 中古建設機械、 建設機械、 中古重機、 修理、 アタッチメント、 工場、 重機の整備、 整備士、 就職
中京重機のオフィシャルブログです。
2022 12.27
カテゴリ: 建機、 中古建機、 中古建設機械、 建設機械、 中古重機、 修理、 アタッチメント、 工場、 重機の整備、 整備士、 就職
こんにちは。
雪、名古屋でも週末に久しぶりに積もりました。W杯の余韻を吹き飛ばして一気に年末モードです。
中京重機からしばらく走ったと事にジブリパークがあるのですが、そのあたりには映画館もあるので東尾張地方の娯楽がある程度あつまった感じです。
さて中京重機で活躍している整備士S.Aさんの話の続きです。工場を訪ねると急いで出張修理で現場への準備を急いでいる時やじっくりと整備を行っている時などメリハリがあるのですが実際はどんな感じなのか話を聞いていみました。
S.Aさん
釣り好きなスポーツマンです。
重機とか大きな仕組みの機械を理解するには、物が動く仕組みが解ってから細部の細かい構造を頭に入れていくことが近道になると思います。例えば、“なぜシリンダーが伸び縮みするか”と理解する事とか大事ですね、エンジンの構造を一度に頭に入れるのは大変なので、頭に“燃料を圧縮してガスが爆発してシリンダーを押し下げる”といったおおざっぱな部分を頭に入れる具合です。どのパーツがどういう風に動くのかのをイメージできてから本当はどういったセンサーが反応してどの部分が作動するかと理解するようにしてます。
今は細かい知識の量を増やしていっている段階で、ある程度のことはだんだん分かてきましたので、工場長と一緒に解けない謎を一緒に考えたりしています。そのあたりはまだ工場長にレクチャーを受けながらということが多いのですが、その他のメカニックの知恵を絞る手助けができるくらいになっていればうれしいですね。例えば先輩が煮詰まっているときに、違った角度から問題や方法を提案が出来るとかそういったレベルに早く到達したいと思います、今でも意外と助言を求められることもありますから、常に備えておきたいです
整備作業には大きく分けると営業から依頼される中古重機にまつわる整備と、重機の稼働現場から依頼を受ける修理対応の出張整備があります。どうしても稼働現場に出張する場合は異常対応の出張になることが多いですね。
営業から依頼を受ける仕入れてきた中古重機を整備してお客様に使っていただけるようにする=商品化の整備ですが、まずは受け入れ検品という工程があります、重機のカテゴリごとに検品する項目が決まっています、そこで検品結果と照らし合わせて、仕入れたままの状態で売るとか修理するポイントを絞りこむとか商品化の方向性が決まりますね。
それを基に営業から整備項目の依頼を受けます。当然整備の中で手を入れた方がいい箇所が出てくるのですが、過剰整備にならないように気をつけますね。最終的にお客様に納品する納入前点検があるのですが言ってみれば最終チェックでも修理が必要な箇所は出る場合があります。(それではヤードに待機している重機の品質チェックは誰がしているのというと販売部門の整備部隊がしっかり品質チェックをしてくれています。)例えば売れ筋の木材破砕機が入荷したとして、異音等が発生した場合、ベアリングを交換する等の判断に関しては整備士が修理見積りを作って営業に本当に修理するか相談することが多いです、例えばこんな異常個所があってこの部品を交換するためにいくらかかるけれどどうします?というような具合です。言い換えると異常個所をサービスの僕達メカニックが見つけて、どこの部品が悪いかどうかを見て、営業が部品の手配を行うことが多いですね。それが例えばジョークラッシャーならプレートや不動歯の異常だったりするわけです。部品交換か肉盛溶接を行うとか修理方法の選択はメカニックが行って実際に修理を行うかは販売担当が判断します。そう意味では、商品化のための整備というのは落ち着いて出来ていますね、どれくらいの時間が必要かとかも計算しやすいですし。ある意味それは修理と整備の差なのかもしれません。
抵のメーカーでスト重機が壊れたら部品交換という流れが多いのですが、手に職という意味では、実際に修理する際の診断スキルを上げていきたいですね。自分の知識を上げることにこだわるのは・・、そうですね、手に職をつけたいというより、カッコよさへの憧れというか、、。例えば現場に行って”ここが悪いですね”とクライアントに対して話す際に”でもそこは直しときましたよ”っていうお客様に説明が出来る無駄のなさとか、誰かが修理で困っていたらささっと直すとかそういうプロフェッショナルに憧れますね。
そういう意味では手に職つけるというのは、食っていくというよりスペシャリストとして役に立ちたいという思いが強いのかもしれませんね。つまり手に職つけたから安心というわけではなくて、プレイヤーやむしろアスリートのように腕を上げるとかパフォーマンスを向上させることに集中していきたいんです。
仮に中京重機を辞めたら他の重機会社で働くというわけでもないんです、多分中京重機のような会社が他にはないと思います。いろんなタイプの整備作業はありますが、中京重機のようないろいろなタイプの整備を手掛ける工場は少ないと思いますね。でもしっかり休むこともできますし。仮に他の整備工場に行って給料は高くてもオイル交換が続いたりするとせっかく取得した資格ももったいないなあと思います。
整備の教育はどっぷり職人の修行というわけではないです。
お客さんのやり取りは話す中に身に付いてきます。
N.N.
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