整備士資格について思う。~新人整備士が5年目までに出会ったこと。その3

S.Aさん

一級整備士取得しました。

資格については、会社から受けてみる気あるかい？って声をかけられたのがきっかけです、学科とかは暗記なので項目を覚えることが準備になりますが、実技はやることが多いですね。でも実際はお付き合いしている工場の中でエンジンの分解を2回ほどした程度でした。・・十分に準備できたとは言えないかもしれませんが、普段の業務をがんばった経験が資格取得にも役立ってくれたような気がします。練習としてのエンジン分解を業務時間に練習することは会社からもOKしてもらえたのでそれは良かったですね。

新卒で入社した当初はカリキュラムが人事制度で明記されていましたから毎日溶接を頑張ったことはありますが、性格的に強制されてやる作業にはあまり魅力を感じないというか・・でもやらなくてはいけないことはしっかりこなしますけれど。資格をとることが目的ではなくて、技量の度合を客観的に把握できたのが良かったかなって思っています。 　　

中京重機で働き続けるとして、会社の人間関係の良さは今まで通り維持していきたいですね、良くも悪くも自由ですから、販売担当とサービスがポジティブに意見交換できるとか魅力です。仕事をする環境って考えると、部下を育てるというのも魅力は感じますが、、今は自分の力で解決できる故障の範囲をひたすら広げていきたいです。

例えば電動重機が主流になって使われる技術が変わったとしてもそこにはこだわりたいですね。つい最近で言うとボーリング作業でしょうか、楕円の真ん中に重心を求めたり溶接の質も必要なのでそれができるようになったかな？というのが自分が高まっている実感が持てる部分です。これは得意な人が限られる領域なので、うれしいんですよ。うまくいったときは工場長に自慢しちゃいますね。まあそんなときは工場長は優しく微笑みながら「当たり前だよ。」っていてくれます。工場長に認めてもらうことはうれしいですね。

逆に失敗したことも当然あります。高所作業者の修理、新品の部品への交換する修理だったのですが、簡単な修繕で機能が回復したので作業を一旦終了させました。そしたらお客様が「え、新品に交換じゃなかったの？」っておっしゃて、、自分は低コストで性能が回復できたので良かったのですが、どうもお客様の真意を測りかねてしまったかなと。それからは作業ごとの再確認を徹底するようになりましたね。そういった整備技術以外のコミュケーションも実際は整備作業を完結するための大切なピースなんですね、そういったことの積み重ねが僕をそだててくれています。

これから中京重機に迎えるとしたら素直な人がいいですね、変に経験や勉強をしているよりもやっぱり素直な人かなと。整備士に向いている人っていうとあまり人と話が好きでなくても良いのでいつもニコニコしている人がいいんです。率直に言って元気よくてきぱきしてる方が覚えやすいし、教えやすいし。中途社員の方ならある程度コミュニケーション取れる人がいいですね、僕も知らない重機の話を聞きたいですし。 

新入社員当初の自分が目の前にいたら、結構軽く話しかける事が多いので、厳しくはなくてもいいので節度ある付き合いが出来ればいいよって教えてあげたいです、後輩が入ると見本にならなくてはいけないですし。目指す上司って言うと、例えば率先して汚い場所も行うベテランの方には憧れます。そういう方がいるとその人が”ここやれよ”という前に率先して若い人がやるようになりますから。

そういう上司にはなりたいですね。それは””マネジメントスタイルにこだわる”とかいうよりも”ケガするといけないから俺が行くよ”とか下から持ち上げれられるという上司の様な感じの方です。古い言葉で言うと人柄にほれ込むというか。スポーツチームでもあるように監督の為に勝ちたいとかそういう雰囲気を作れる上司になりたいです。 

でもそんなこと365日考え続けている訳ではなくって休日は釣りに入ったり父の仕事を手伝ったりとかして過ごしていますね。僕は割と多趣味というかやりたいことがたくさんあるので、例えば工場見学とかキャンプとか日本の田舎を巡ったりしたいですね。中京重機は比較的休みは取りやすいのでそこはじっくりと楽しめると思います。

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