カテゴリ: 建機、 中古建機、 中古建設機械、 建設機械、 中古重機、 修理、 アタッチメント、 工場、 重機の整備、 整備士、 就職
中京重機のオフィシャルブログです。
2022 03.18
カテゴリ: 建機、 中古建機、 中古建設機械、 建設機械、 中古重機、 修理、 アタッチメント、 工場、 重機の整備、 整備士、 就職
こんにちは。
暖かくなってきました、まん防も終わりが見えました。町の様子もどんどんと変わってきます。一雨ごとに春が近づいてくる。そんな季節ですね。
4月から、新しい職場では働き始める人にとっては、新生活や仕事が気になっていることでしょう。Iさんは、新卒として就職活動を経て一昨年前に整備士として入社しました。中京重機では一番若い整備士さんです。2年近くたってどんなことを考えているか聞いてみました。
H.Iさん
ゲームが好きな整備士さんです。
工場の仕事を一言で言い表すことは難しいですね、いろいろありますから。いま現在やっていることをざっくりとまとめると、機械の中に入っての交換部品取り付けや溶接の仕事を行うことが多いです。ちなみに今は MC-6000という中古の自走式木材破砕機の修理をしていてそちらでは溶接の箇所を担当しています。木材を実際に回転ドラムについているビットで破砕する破砕室、この壁面で摩擦により減ってしまっている箇所を溶接で肉盛りしています、ちょうどドラムが回っている横の壁ですね。肉盛溶接は角を出したり平面に仕上げるのが少し難しいところがあります。肉盛り溶接の作業では、溶接を繰り返すことによりできる溶接した線(リード)の間に、また溶接でリードを足して行きます。こうやってリードを積み重ねていくことで、減った箇所をリードで埋めていくのです。当然減り方によって、肉盛り方は変えます、溶接が終わったらサンダーで削って仕上げることもあります。
それ以外に今取り掛かっている整備は、シリンダーのオーバーホールでしょうか?とりあえずシリンダーのホースを外してピンをとって取り外します。プレス機で押し付けて動かないように固定して、鍵スパナでひっかけて取るだけです。今ではひと通りやっておくように指示が出たら、シリンダーオーバーホールの段取りは頭に入っているので自分でできるようになりました。中京重機にはいって今は2年目でもうすぐ丸2年ですが、シリンダー関連の作業は一年目の夏にはできるようになりました。全く内容がわからなくて「これ何なの?」という作業は今はもうないですね。
一回やれば流れは頭に入ってくるので、面倒な作業はどこか堅かったり大きな物で全く動かない箇所を取り外す場合でそういう時は苦戦します。(別にできないという事はないです。)苦戦する時は抜けないというよりも硬くて回らないということのほうが多いですね。そんな時はもうハンマーで行うのですが、とれない時はショベルで押し込んでハンマーで叩く、やっぱりそれでもダメな場合は油圧プレスで広げて抜いて外します。そういった手順はSさんに教えてもらいました。大抵仕事はAさん(2番目に若い整備士さん)に教えてもらうことも多いのです、案件ごとに上についてもらう整備士さんは変わりますが、今Aさんについているので。一人でやっててわからないことがあればSさんかAさんに聞きます。その二人から聞くことが多いですね。この人の教え方がうまいとかわかり易いとかはありますね。熱くというかざっくばらんに教えてくれるSさん、例えばシリンダーが固い場合はやり方とか工夫の仕方をこういう感じにやればできるよっていう感じで教えてくれます。人への教え方には”一緒作業してくれる教え方”と”聞いたら丁寧に教えてくれるやり方”の2通りありますがSさんは両方のやり方で教えてくれます。丁寧でわかっちゃうから自分でやってみるという気にさせてくれます。Aさんの教え方は一緒にやってくれる感じです。OJTというか、日々の業務で一番やり取りをしているのはその二人で、話しやすいのでいろいろ聞けちゃいます。中京重機はめちゃめちゃ怖い人はいないので、5月病とか会社来たくなくてしょうがない時期やプレッシャーに苦しむようなことは入社以来これまで無かったです。
重機の中に入って整備することは多いです。
これ仕事の中でやっといてあれやっといてという指示で整備作業が始まることはよくありますが、例えば先程の肉盛り溶接のような、油漏れ対応とか、そういったことを通じて過去の入社前の自分にアドバイスを送るなら、“勘さえつかめばある程度はやれるよ”ということでしょうか?僕は機械科では無かったのですが、先輩に教えてもらったせいか迷ったことはないですね。中京重機の若い整備士の中には機械を学んで入ってきた人はいないので現場で丁寧に教えてもらうことで何とかできます。例えば溶接とかですが、最初はSさんに教えてもらって、溶接で赤くなっているリードを見bながら溶接を進めていくということを学んだら、あとは反復練習です。そのリードだけ注目してあとは感覚できるようになります。反復練習は要らない鋼材を見つけてきてそれにただひたすら綺麗に溶接できるよう練習する感じです。習得にかかった期間ですが綺麗になってくるのに、半自動溶接で一か月くらいかかりました、ただ汚くても溶接するだけなら2・3日くらいですが。アーク溶接は行う機会があまりないのでもう少し勉強したいですね。
練習は業務が開いている時に先輩の方から溶接の練習やっておいてと言われたりしてましたので、気楽に出来ました。溶接以外に中京重機に入って覚えたことは今やってる整備は丸ごと全部じゃないですかね。溶接・組み上げ・消耗品交換・バッテリー交換・ボルト交換とか色々で。工具の使い方は最初でした、まずは名前を覚えるところからでしたね。何もやらずにSさんの指示で簡単な事だけやって後はSさんに言われた工具をとってくるといった具合です。そのうち工具の使い方もわかるようになりました。次に工場に色々な作業用の区画があるのでそれを覚えていましたね、いまでもまだ知らない工具とかはありますが。
2年弱整備の仕事を勉強してきて、この作業をしている時愉しいとか安心出来るという業務もできました。一番は溶接ですね、愉しいというよりも自分が自信をもってできる作業だからという辺りですね、綺麗にできたら気持ちいいという感じです。溶接でも肉盛り溶接であるとか板と板をつなげる溶接がありますがどちららか一方が好きだという事はありません。なにも機械を触っていない自分が入ってきてこの2年で高所作業者とガス溶接とフォークリフト5t未満の重機の資格を取ることが出来ました。そういう視覚がとれるというのは、入社時の説明会で聞いてましたので、期待通りでした。あったら便利な資格ですし。学校での勉強は牛の飼育を主に学んでいましたので農場でホイールローダー辺りは扱ったことはあったので親しみはありました。中のメカニズムまでは詳しく知っていたわけではなかったのですが。
木材破砕機の整備は多いです。
・・・いかがでしたでしょうか?職人と言われる整備士の世界ですが、丁寧に教えてもらえればしっかり焦らずに仕事を覚えることができます
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自分の中で自信をもって行える作業を整備の中で見つけると働きやすい。
丁寧に教えてくれる先輩とのコミュニケーションは大切。
N.N.
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